第2話 そんな事実はない

 前回までのあらすじ

 レッドマンとブルーマンは体調不良で休みがちなグリーンマンにパワハラをするのであった。


「お前さぁー、いつになったら仕事覚えんだよ」

とレッドマンが威圧的にグリーンマンに話しかける。グリーンマンは下を向いて

「すいません」

と小さい声で言った。

「声が小さくて何言ってんのか聞こえねーんだよ。」

「すいません」

「毎回毎回よぉー、怪人の倒し方を1から10まで教えてやってんのにさ、なんでそれができないの。毎回毎回、横着しすぎ。今日もよぉー、あの程度の怪人に何時間かけてんだよ。」

と言われおどおどしたグリーマンは

「1時間かかりました。すいません。」

と下を見ながら答える。

「てめーよ、やる気あんのか。」

「・・・」

「あんのかてっ、聞いてんだよ!」

と怒鳴りグリーンマンの胸ぐらをつかむ。

その時、ブルーマン スマートフォンでゲームをする。

「聞いてんだよ!」

とレッドマンに怒鳴られ胸ぐらをつかまれているグリーンマンは、なすすべなくそのまま硬直する。

その時だった。

レッドパンチ!!


説明しよう!

レッドパンチとは、顔面を殴ることである。

レッドマンいわく、

「この世の中、殴るやつは悪くねぇ。殴られる理由を作るやつの方が悪いんだよ!」


レッドパンチ!レッドパンチ!レッドパンチ!レッドパンチ!レッドパンチ!レッドパンチ!レッドパンチ!レッドパンチ!レッドパンチ!レッドパンチ!レッドパンチ!レッドパンチ!レッドパンチ!レッドパンチ!レッドパンチ!レッドパンチ!レッドパンチ!レッドパンチ!レッドパンチ!レッドパンチ!


グリーンマンは、顔面を殴られていいる最中、ある感情に支配されていた。

明日、労基行こう。







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