地方戦隊ブラックレンジャー

@taka-

第1話 助けてブラックレンジャー

 説明しよう。地方戦隊ブラックレンジャーとは、時給800円で地方の平和を悪の組織ホワイトカラーから守る戦隊ヒーローだ。


クーラーのきいた指令室では様々な作業が効率の悪い方法で行われていた。

「司令官、大変です!!」

と時給980円の電話受付係が言った。

「なに!どうした!」

と月給1500万、ボーナス800万の官僚から天下りしてきた司令官が言った。

「幼稚園に怪人が現れました」

「よし分かった。ブラックレンジャー出動しろ!!」

と威圧的な態度で司令官が言った。


「・・・・はい。わかりました。」

とレッドが応答した。

「あの、今日、グリーンが体調不良で休んでまして。現場にいるのが僕とブルーしかいないですけどどうすればいいですか。」


「何!またグリーンが休みか!じゃぁ、おまえら二人でやれ!」

といわれ反論することもできずレッドとブルーは、しぶしぶ現場に向かった。

向かう途中の車内では、司令官の悪口や自分たちの時給の不満などを話した。

「むかつくよなーあの司令官」

レッドがそうつぶやくとブルーは

「だね。」

と言った。

「本当によぉー、チっ(舌打ち)、つかさぁー、グリーン今日も休みじゃん。」

「うん。そうだね。」

「あいつ。ろくに仕事できねぇーのによぉー休むとかよありえねぇだろ。」

「だね。」

「普通さぁ、体調不良でもくるでしょ。甘えてんじゃねぇよ、あのクソ野郎。」

「フフ」

とブルーが笑う。

そうこうしているうちに、現場に到着。

そこには、強そうな怪人がいた。

「ふははは、来たなブラックレンジャー!」

と強そうな怪人が言った。

こんな時、一般的なヒーローなら

「子供たちを開放しろ」とか、格好いいセリフを言いそうだが、最近はめんどくさいのでレッドもブルーも無視している。

その後、レッドとブルーは、車からak-47を取り出して、怪人を打った。

凄まじい発砲音とともに怪人が血しぶきを上げながら、倒れた。

その後、レットマンは、指令室に電話をかける。

プルルルるる ガチゃ

「はい、こちら指令室です。」

「あっ、すいません。幼稚園に出没した怪人を倒しました。」

「はい、わかりました。また、怪人が出没した際には連絡しますので、待機していてください。」

「わかりました。失礼します。」

と言いレッドマンは電話を切った。

「チっ(舌打ち)、待機だってよ、めんどくせー。」

「だね。」





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る