裏方で文字のセカイにカンショウする人の物語、というように思えました。
まだ、彼が文字をナオすことに拘っているのは、そのことを誇りに感じているからだとも感じ取れ、どこか切なく思えます。
漢字に変換することをあきらめ、カタカナで全て表記してしまえば、きっと楽になれることでしょう。それでも、あきらめずにナオし続ける……解釈の仕方はいろいろありますね。
もしかしたら、意図的に誤字を打ち込んでいて。その誤字を切り取って並べていけば、別の文章が生まれてくるのかも……なんてことも、思ってみたり。
丁寧な文学、とても参考になりました。
貴方さまの傍に、素敵な文章の魔法がありますように。
アレセイア
『一生懸命勉強して書記にならないと、一生道路の敷石担ぎをやるはめになるぞ』……四千年ほど前のメソポタミア文明の遺跡から出土した粘土板にそんな楔形文字が刻まれていたそうです。文字の精霊もそんなご家庭を見守っていたかもしれませんね。
ユーモアに溢れる斬新な作品でした!
文字修理人さんの仕事。 他人事じゃなくてに私もお世話になっていますね。
独特な短編で最初は誤字が多いかと思えば読み進めるうちにあぁなるほどと思える作品でした。
この作品が伝えたい内容とは違うかも知れませんが"この職業にしか憑けなかった"と言うセリフに何だか心を打たれました。
命の危険すらあるブラック企業で世の中にひ強えなことなのに世間は全く注目してくれない……そんな裏方の気持ちを代弁してくれているようなセリフが何だか印象に残りました。
不思議な雰囲気の作品で一気に読めちゃいました…
修理人っていうのは文字変換ソフトのこと…であってるのかな?
これは斬新ですね。
誤字だからけかと思いきや、読み進めるとなるほどなともう一度頭から読み直してしまいました。
手法が面白く、かつ読み終わった後に残るこのなんとも言えないもやっとした感じ。
短編ですがいい意味で記憶に残り続ける作品ですね。
オススメされた時、文字修理人?と、その聞き慣れない単語に何故だか強く惹かれました。
読み進めていく中の、谷津?ああ、奴か。一℃……一度ね、と言葉をひとつひとつ確かめていく味わいもさることながら、なによりその不思議で、思いのほかシビアな世界観が読み手を惹き付けます。
語り手の文字修理人はこれからどうなるのか。
語り手の知人のように”俳人”になってしまうのか、今日もまたどこかで戦っているのか。
短い、けれど濃厚で素敵な作品でした。
素敵な作品をありがとうございます(*^^*)
ほんじゃ、股。
真田まる
作者からの返信
Reviewうますぎて脱帽、、、。何者だ?!
このあと学習したIMEを「治す」のが大変そう……w
この文章の一割(下手したらそれ以下)しか楽しめていない自分に腹が立つ。何かあるんだよ、おそらく。米とか明後日も何もわかりゃ市内。悔しい。