8
予想以上にフカフカのベッドに寝転がっているといつの間にか朝になっていた。
気づかぬうちに寝てしまっていたようだ。異世界初日だしそんなものか。
ベッドの傍に置いてある姿見をのぞいてみると髪型がぼさぼさになっていた。
如何様にして髪型が乱れたかわからないが、せっかくの見た目の良さが台無しになっている。
これはこれでかわいいのだが、冒険者たるもの最低限の身だしなみは整えるべしということで寝癖を手櫛で整えてみる。
そんな簡単に整えられるものではないのはわかっているが、やってみるとすぐに昨日の姿に元通りになった。
洗っていないはずなのにひっかかることもなく、サラサラしていて素早く寝癖を直すことができた。
起きてから部屋でグダグダしていてもただの時間の無駄なので宿屋を出ることにした。
ギルドは静寂に包まれていて、ろうそくの灯りがゆらゆら揺れている。
冒険者はいるにはいるが、みんな酔いつぶれている。
冒険者の生態を見るいい機会になった。
どうせ今日もゴブリン狩りでレベル上げ目的なのだが、一応情報収集も兼ねて掲示板をチェックしておく。
目ぼしい依頼はなかったが、有益な情報ならあった。
遠くの村でドラゴンが出没したようで緊急の依頼があったようだ。
やっぱりいらない情報だったかもしれないな。
討伐隊が編成される様子もないので国の軍の役目なのだろうか。
流石に放置ということはあるまい。
ギルドから出るとまだ暗くて、陽が出てくる様子もない。
僕は昨日の狩場へと向かった。
再び街道を歩くとゴブリンが三体出てくる。
よしきたッ!
~戦闘開始~
ゴブリンlv3が三体現れた!
ヒデリはどうする?
(横薙ぎで一気に片づけるか…行けるか?)
ヒデリの攻撃!
ズババッ(三体ともヒット)
ゴブリングループに平均118のダメージ
ゴブリンは三体とも上半身と下半身が分かれた。
ヒデリは経験値12獲得!
~戦闘継続~
続けてゴブリンLV2が13体現れた。
(続けてとかウッソでしょ!?てか多いよ!)
ヒデリはどうする?
(とにかく一番固まっているのからやろう。横薙ぎチャージスラッシュだ)
ヒデリの横チャージスラッシュ!
9体にヒット!クリティカル!
平均230のダメージでゴブリン9体は倒れた。
ゴブリンJの攻撃!
(うおっ!危ない!とっさにかがめる反射神経ありがたいな)
ゴブリンKの攻撃!
ゴッ!
(大剣ガードでーす!残念でしたー)
ゴブリンLの攻撃!
ドゴッ(グフッ!腹パンきつい…地味だけどクッソ痛いよ…)
ヒデリは15のダメージを負った。
ゴブリンKの攻撃!
ドカッ(いったい!肩パン痛いよぉ…)
ヒデリは8のダメージを負った。
ヒデリはどうする?
(これ…やばいな。絶対に片づけないと動けなくなるかも)
ヒデリの横チャージスラッシュ!
残るゴブリン4体に命中!
平均250のダメージを与えて勝利
ヒデリは経験値64を獲得。
ヒデリはレベル5になった。
────────────
HP40→50
MP0→25
SP14→15
攻撃80
防御28
スキル
NEW:チャージSP3
攻撃力を一定時間上げる
────────────
おかしい話 白ノ宮 @sironomiya
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。おかしい話の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます