アイドルと対談しました
ずいぶん遠くへ運ばれてきたような気がするな。
と言えるほど活躍してはいないのですが、こんな妄言のようなタイトルを嘘でも夢でもなく現実のこととして書けるくらいには、見える世界が変わってきております。
わたしの新刊『黒蝶貝のピアス』の発売を記念して東京創元社様が企画してくださった対談を、Real Sound ブック様の記事にしていただきました。
■砂村かいり × モモコグミカンパニーが語る、アイドル活動を終えた後の人生 「カメラをむけられないけれど、生活は続く」
https://realsound.jp/book/2023/06/post-1342931.html
ここでは便宜的にアイドルと呼んでいますが、対談の中で語っているように、BiSHは既にアイドルという枠組みを超えた存在であるように思います。PerfumeがPerfumeというひとつのジャンルであるように、BiSHも表現をする何かである、それ以上の肩書やカテゴライズは不要ではないかと考えます。
それはさておき、美しい夢を見たような感覚がまだ、自分の中に残っています。
実際にお会いしたモモコグミカンパニーさんは内側から放たれるオーラを纏っていらっしゃいました。初対面のわたしに親しみをもって接してくださり、ありがたいかぎりでした。
ふたりとも肩の力が抜けてくると舌がよく回って予定外の内容にまで話題が及び、充実の時間となりました。
対談の後には『御伽の国のみくる』にサインをくださった上にラストシングルCD『Bye-Bye Show』もプレゼントしてくださいました。
モモコさんとは偶然、小説家デビュー記念日が一緒なんですよね(砂村:2021/3/18、モモコさん:2022/3/18)。
対談の終盤はどんどんわたしのオタクトークになり、最終的にモモコさんをして「本当にこんなにオタクの人が(『黒蝶貝のピアス』を)書いているとは思わなかった」と言わしめるほどでした。
そうです、わたし、ライトな(?)、とてもライトな(??)、ドルオタなんですよ……。
片づけをしながらフォトグラファーさんとアイドルトークできゃっきゃできたのも本当に楽しかった。
他にも好きな曲のことなど話したいことはたくさんあったけれど、タイムオーバーでした。エレベーター前で手を振り合って別れるときは、甘い痛みが胸を駆け抜けました。
解散直前の激務の中、来月刊行される『悪魔のコーラス』も本当に楽しみです。
またお会いできたらいいな。小説家同士として。
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