第3話 人買い
V国は南北に長い国で、圭太たちが住んでいる首都よりも南の方はのどかな農村地帯が広がっていた。
農家1人当たりの平均月収は約500万VND。
会社員一人当たりは約700万VND。
会社員の方が高いが、貧富の差は農家の方が大きかった。
首都から離れれば離れるほど貧富の差が激しく、月収で平均の半分以下の貧困に喘ぐ農村も数多く点在していた。
そこでは、若い男は都会に出稼ぎに出て行き、農業は年取った男と女たちで切り盛りしていた。
そういう中で生活苦から人身売買も平然と行われ、特に美しい女性が多いV国の若い女性は隣接するC国の組織に狙われ売買の商品となっていた。
ある貧困に喘ぐ農村のある家庭の前にバンタイプの1tトラックが停まっていた。
そこで2人の男が10歳位の少女を挟んで何か話しをしていた。
少女は腰位の長い黒髪で、顔は卵型でクリッとした目の可愛らしい感じだったが、栄養不良のためかガリガリに痩せていた。
「な、この娘、可愛いだろ?
だから200万VNDでいいだろ」
そう話す男はその少女の実の父親だった。
父親は生活苦から3人姉妹の一番上の娘を人買いに売る値段の交渉をしていた。
少女は何を話しているのか薄々わかっていた。
この村では男の子は都会に肉体労働者として働きに出され、毎月の給料を仕送りさせられ、女性は肉体労働が出来ないのである程度の年頃になると人買いに売られるのが日常のようになっていた。
そして売られた女性の行きつく先は売春宿や金持ちの性奴隷として売り渡されていくのが常だった。
10歳以下の少女も例外ではなく、そういう嗜好の男の餌食となっていた。
「だめだ、40万VNDだ。」
「こういっちゃなんですが、少し痩せているだけで器量も良いし健康でさ。」
「しょうがねえな。
じゃあ、60万VDNでいいよな。」
人買いの男は小太りで脂ぎった顔をしていた。
そして、父親が頷くとポケットから20万VND札3枚出して渡そうとした。
その時、少女は激しく咳き込み始めた。
「おいおい、少し我慢しねえか。
あ、なんでもねえですって。
何かにむせただけですって。」
父親は慌てて人買いに取り入ろうとしたが、咳はどこか体に異常があるような咳だった。
「ちっ、あぶねえ、あぶねえ」
人買いの男は父親の手から20万VND札を1枚引き抜いた。
「それで十分だろ。
あまり欲をかくとろくなことねえぜ。」
人買いは、そう凄んで少女の手を取り、少女をバンの荷台に押し込んだ。
父親は何かを言おうとしたが諦め、自分の娘を見送ることなく家の中に入って行った。
荷台にはすでにもう一人、その少女と同じ年の女児が乗っていた。
荷台に押し込められても少女の咳はなかなか治まらなかった。
「だいじょうぶ?」
先に乗っていた少女が咳き込んでいる少女に近づき、背中を摩る。
咳をしながら少女は自分の背中を摩ってくれている少女を見つめた。
「私はタム。」
背中を摩りながらタムは名乗った。
咳き込んでいた少女は、まだぜーぜー言いながらだが「チャウ」と自分の名前を言った。
チャウは咳のせいか家族に気味悪がられ、咳をしていると心配されるどころか嫌なものを見るような顔をされていたので、心配してくれたタムがこれからの行く末の不安を少し和らげてくれたような気がした。
「おい、ズーシェン、車を出せ。」
人買いの男は助手席に乗り込むと運転席の男に声をかけた。
「はいズーハン兄貴。」
荷台の二人の少女を眺めていた運転席の男は正面を向いて車を走らせた。
二人はC国人の買い付け人だった。
「この村の次の収穫期は4,5年先かな。」
ズーハンはそう呟いた。
村に残った女児はタムとチャウを除いては、まだ5,6歳がほとんどで、10代以上は大半が売られていた。
「ところでズーハン兄貴。
こんなガキ、売れるんですか?」
「ああ、親分が今度のショーでは日本人を連れて来るから、10歳位までの女児を2,3人用意しておけっていうからさ。
日本人も意外とそういう趣味の奴も多いらしいぜ。」
「でも兄貴。
今日のガキは、足がびっこと変な咳をするガキでしょ。
そんなの売れるんですか?
昨日のガキなら小さいだけでなんてことないんですがね」
ズーシェンは怪訝そうな顔で尋ねた。
足がびっこと言われていたのがタムのことで、タムは生まれつき右足に障害があり、歩けるが少し足を引きずるような歩き方をしていた。
「昨日のガキ?
ああ、母親が泣きながら花柄のカチューシャを渡したガキか。
あれは、確か6歳って言ってたかな。
栄養失調もあるが、あの小ささはどう見ても4,5歳ってとこかな。
80万VNDもしたんだから、日本人なら喜ぶんじゃないか。
今日のガキは、まあ、二人で80万VNDだから、売れなかったら俺が楽しんで、あとは犬の餌だな。
ガキの小っちゃい中に突っ込むと締め付けが良くて、また、ピーピーいい声で泣いてくれるしな。」
ズーハンはそう言いながら荷台を振り返り口元を緩めた。
「まったく兄貴は好き者なんだから。」
ズーシェンは半分呆れた顔をしてハンドルを握っていた。
「ほら、次は大人の女を買い入れにいくぞ。」
「へいへい、次はだまくらかして集めた女を売る会社でしょ?
元手がなくだまして集めた女を売るんですよね。
ぼろ儲けじゃないですか。」
「まあ、それなりに危ない橋を渡ってるってか。」
「まあ、うちらも買い取った値段の何倍かで売りさばくんだから、同じですかね。」
ズーシェンは半分呆れた顔をしてハンドルを握っていた。
荷台では男たちの会話を聞きながらタムとチャウがそっと身を寄せ合って震えていた。
それからタムとチャウを乗せた人買いのトラックは半日かけ20歳前後の少女を4人乗せ、倉庫らしき建物に入って行った。
車から降ろされ倉庫に入る時、塀の近くの檻の中の獰猛な犬たちがタムやチャウたちに向けて興奮してか牙を向きだし吠えまくっていた。
ズーシェンに促され倉庫の中に入るとタムとチャウたちは薄暗い部屋の檻の中に押し込められた。
檻の中には既に20歳前後の女性が5、6名と6歳くらいの幼女が一人閉じ込められていた。
檻の中の女性たちは皆、怯えたように身を縮めるようにしてズーシェンを見ていた。
ズーシェンはニヤニヤしながら、タムやチャウたちを檻に入れると鍵をかけて部屋から出て行った。
タムとチャムが檻の片隅に座り込むと、幼女が二人に近づいて来た。
幼女は綺麗な花柄のカチューシャを髪にしていた。
「私、ミン。
お姉さんたちも売られてきたの?」
幼女はあどけない顔でタムとチャウに話しかけた。
「ちょっとここで我慢すれば、優しい家族の元に行けるんだって。
お母さんが言っていたの。
だから、檻みたいなここで少しだけ我慢しているの。」
そういうとミンは小さく微笑んだ。
(違うよ)
タムもチャウも言いかけたが言葉に出なかった。
おそらく、幼女はこれからの行く末を案じた母親がそう言いきかせたのだった。
一晩たち、翌朝、タムとチャウはミンの様子がおかしいことに気が付いた。
ミンは赤い顔をして鞴の様な呼吸をしていて、明らかに高い熱があるようだった。
二人は、檻の中からドアの方に向かって「誰か来て!」と大声で叫んだ。
しばらくしてその声を聞きつけた男たちが入って来た。
入って来たのはズーハンとズーシェン、それに二人の男だった。
「なんだ、ガキども。
うるさいぞ。」
ズーシェンがタムとチャウに怒鳴りつけた。
タムは苦しそうに横たわっているミンの方を指さした。
「この娘、様子が変なの。
病気見たい。
お医者さんに連れて行って。」
ズーハンはミンの方を見て顔をしかめた。
「おい、あれを連れ出せ。」
ミンの方に顎で指し若い男二人にそう言うと、男二人は檻に入り軽々とミンを担ぐとズーハンの元に連れ出した。
ズーハンはミンの顔を片手で掴むと様子を見るように覗き込み、おでこに手を当て、不愉快そうな顔をした。
「駄目だな、こりゃあ。
結構、いい値がすると踏んだんだが。
大損だな。
おい。」
ズーハンがそう言うと、男たちはミンを担いで部屋の外に出て行った。
「ズーハン兄貴。」
ズーシェンが心配そうな顔をしてズーハンを見た。
「ああ、このガキどもにも感染らなければいいんだが。」
「そう言えば、今度のショーの日にち、延びたんですか?」
「ああ、本当は今日だったんだが、3日後に延びたそうだ。」
「じゃあ、それまで、うちらが楽しんでもいいんですよね。」
「ああ、あのガキたちを除いてな。」
「ガキは駄目なんですか?」
「当たり前だろ。
楽しんだら使い物にならなくなるだろうが。」
「あ、そうですね。」
ズーハンとズーシェンは何もなかったように話をしながら部屋を出て行った。
それ以来、ミンは二度と戻ってこなかった。
ジリリリーン、ジリリリーン。
圭太のオフィスの外線電話が鳴る。
今時電話の着信音は気の利いた電子音が一般的だが、圭太は昔ながらの電話のベル音が好きだった。
その電話を圭太の秘書のクエンが出るがすぐに「お待ちください」というクエンの声が聞えた。
「ボス、お電話です。
例の人からです。」
クエンは取った電話を保留にして、意味ありげな顔で圭太に話しかけた。
「わかった。」
圭太はクエンの顔を見て、受話器の向こうの人物がわかった。
「もしもし。」
圭太は受話器を上げ、話しかけるとすぐに元気な男の声が聞えて来た。
「圭太か?
この前話した、いいところ。
どうだ、一緒に行かないか?」
「この前話したって、3日前に風邪を引いたってキャンセルしたところか?」
「そうそう、そのいいところさ。
もう体調ばっちり戻ったから、行こうぜ。」
「今日か?」
「ああ、今日だよ。」
圭太を誘ったのは、最近圭太の会社と業務提携を結んだ日系企業の御曹司で、榎本幸喜といった。
圭太と歳が同じだったせいか、圭太がその企業に表敬訪問した際、名刺交換をしてからというもの、何かにつけ頻繁に遊びの誘いの連絡してくるようになった男だった。
その榎本は、将来は社長の座が約束されていたが、金遣いが荒く、遊び惚けていて、その金を目当てで寄ってくる輩を自分の人徳で集まってくると勘違いをしているドラ息子で有名だった。
圭太は、そのドラ息子と会っても何も得るものを感じていなかったが、やはり同じ年でたまに珍しいところに案内してくれるので、暇つぶしに付き合っていた程度だった。
いつも榎本から電話があると圭太は嫌な顔をするのでクエンは気にして、ある日榎本からの電話を切った後、圭太に話しかけた。
「ボス、迷惑だったら居留守を使いますか?」
クエンは嫌な顔をする圭太を気遣っていた。
「いや、いいよ。
暇つぶし程度だし、本当に嫌なら頼むからね。」
「わかりました。
私、居留守を使うのは平気なので、遠慮なく行ってくださいね。」
クエンは笑顔を圭太に見せた。
今日も、そのドラ息子の榎本から業務時間中に遊びの誘いだった。
いつもの圭太であれば、勤務時間中ということで、軽くあしらうのだが、今回は何か胸騒ぎがしたので、付き合うことにした。
「クエン、今日は早退するから、他から連絡があったら明日折り返すって伝えておいて。」
「わかりました、ボス。」
クエンは、何か心に引っ掛かったのか怪訝そうな顔をした。
「“ばか”、珍しいですね。
勤務時間中に、遊びに行かれるんですか?」
傍に居た弥七は意外な顔をして圭太を見た。
圭太は、弥七に銀子という監視役がいるのと、判子押しと言えども仕事は仕事ときちんとしていたので、どんなに誘われても仕事を抜け出し、遊びに行くことは今までなかった。
「弥七さん、何か気になって。」
弥七は顔を強張らせた。
“ヨンスゥ”社の一件でもそうだったように、圭太は勘が鋭く、その勘のおかげで会社の不利益になることを何度も救ってきた。
その実績から弥七や銀子以外でも、副支店長の近藤でさえ一目を置き、圭太が自由に振る舞うことを容認していたのだった。
その圭太がトラブルの前兆を感じた時に口にする言葉が“何か気になって”だった。
「どうしました?」
「いや、何がどうっていうことはわからないんだけど、嫌な予感がするんだ。」
「…。」
圭太が“嫌な予感がする”と言うときは、“何か気になって”という時以上に問題が深刻であることを物語っていたが、対象が漠然としていて“何が”は、その時でなければわからなかった。
そのため、弥七も今回の圭太の予感について、どうしたものか計りに掛けられなかった。
「なので、今日は早退と言うことにする。
それで、悪いんだけど、弥七さんもついて来てくれないか。
但し、いつもと違って、周りに悟られないように、特に、ドラ息子に悟られないように。
でも、一度、表敬訪問の時に会っているので顔を見られているので難しいか?」
榎本の会社と提携する前に、一度圭太は、弥七と銀子を伴い表敬訪問をしていて、その際、弥七は名刺交換をしていた。
「あ、大丈夫ですよ。
相手があのドラ男君なら、ちょろいですって。
で、お銀はどうしますか?」
「ああ、当然、待ち合わせの場所の近くまで連れて行ってもらうけど、その先は、何かあった時にすぐに動けるように待機していて欲しい。」
「は、わかりました」
(お銀にも待機していてくれとは、かなりの厄介ごとかぁ。)
弥七は顔には出さなかったが、内心は、緊張が走っていた。
その後、弥七から話を聞いた銀子も同様に緊張したが、スリルを好む銀子は舌なめずりをしていた。
圭太と弥七は銀子の運転する車で榎本と落ち合う場所の少し離れたところで車を停めた。
榎本は、圭太に会社の連中に気づかれないように、会社の車で来るなんてことはしないでタクシーで来るようにと念を押されていた。
「まったくあのドラ息子ちゃんのことだから、きっとこれじゃない?」
銀子はそう言って小指を立てて見せた。
「たぶんね。
それに、嫌な予感も気のせいかもしれないし。」
圭太はそう言って財布を取り出し、カードなど身分がわかることにつながるものを全部出し、札も抜き取り、一般的に飲み食いに必要な金額に多少色を付けた金額の札を財布に戻した。
「ずいぶんと慎重ね。」
銀子が圭太の一連の動きを見て呟いた。
「ああ、何となく。」
“ふぅ”と銀子はため息をついて弥七を見た。
これだけ慎重になっている圭太を見たのは弥七も、あまり記憶になかった。
「じゃあ、行ってくる。
弥七さん、頼むね。」
弥七が頷くと、圭太は自分で車のドアを開け、外に出て行った。
「気を付けてね。」
銀子が歩き始めた圭太の後ろ姿に向かって呟く。
「じゃあ、俺も。」
弥七もそう言うと車の反対側のドアを開け外に出ようとした。
「気を付けて。」
銀子の言葉に弥七は一瞬動きを止めると、銀子の方を向いて頷き、そして音もなく車から出て行き、すぐに人ごみに消えていった。
「まあ、いつもながらクールなこと。」
銀子はそう言うと、車を発進させた。
圭太がドラ息子の榎本に待合わせとして指定された場所に行くと、榎本はすでに来ていたが、横には日本人でもV国の人間でもないにやけた顔をした男が立っていた。
「あ、圭太、こっち、こっち。」
榎本は圭太を見つけると親しげに圭太の名前を呼んで手招きした。
圭太は榎本に近づくと挨拶も早々に横にいる男の方を見た。
「この人は?」
「ああ、この人はチョウさんといって、今日のガイド役だよ。」
「チョウです。
よろしくです。」
チョウはニヤニヤ笑いながら片言の日本語で挨拶をした。
「この国の人ではない?」
「はい、私、C国の人間です。」
C国と聞いて圭太は怪訝な顔をした。
それに目ざとく気が付いた榎本は、圭太の肩を抱くようにして耳元で囁いた。
「大丈夫だよ。
チョウさんは、この前、バーで飲んでいて意気投合して、いろいろ話を聞いたんだけど、ビジネスを抜きにして、本当にいい人でさ。
飲みに行ったら飲み代も出してもらったし、いろいろ面白い話を聞かせてくれているんだ。
今日も、面白いところに連れて行ってくれるっていうから、どうせならって、圭太にも声をかけたんだよ。」
「それは、それは、ありがとう。」
圭太はチョウが何か裏があって近づいてきたのが見え見えで、それにホイホイと乗っている榎本をつくづく“おめでたい奴”と思った。
「圭太さんは、あの西園寺グループの人ね。」
チョウがそう言って右手を差し出した。
(榎本の奴、僕のことをべらべら話したのか)
圭太はうんざりしながらチョウの差し出した右手を握る訳でもなく、“そうだ”というように自然な形で右手を上げて見せた。
チョウは握手するつもりがやんわりと圭太に拒否されたのに、ニヤニヤ笑うだけで悪びれもせずに手を下げた。
「さ、じゃあ、案内するね。
楽しいところに、レッツゴー。」
チョウがそう言うと榎本も同じように“レッツゴー”と言って、圭太の肩を抱いたまま歩き始めた。
3人は大通りを繁華街の方に向かって歩き始める。
繁華街の建物は、緑や黄色、赤と華やかな色の建物が多く、建物の外もネオンや裸電球で明るく照らされていた。
外の気温は3月といえども20度を超えていて、店外にもテーブルや椅子が出ていて外で飲み食いする客も大勢いた。
時刻は夕方で、早い会社は既に退社時間を向かえたのか、繁華街に繰り出す人間が増え、賑わい始めていた。
チョウは繁華街に入りしばらく行ったところで、ある脇道を指さした。
「あそこね。
あそこ曲がるから。
曲がったら、直だからね。」
チョウの言葉は“まだか”と言おうとした榎本の心理を読んでか、まるで機先を制する様だった。
「そっか。」
榎本は、チョウの人の扱いに慣れた態度に気が付かず、期待で胸を膨らましているようだった。
路地に入ると一転して周りは薄暗く、生臭い匂いがあちらこちらから漂い、古臭い飲み屋がポツンポツンとある不気味な雰囲気の路地だった。
「チョウさん、本当にこっちでいいの?」
榎本は、圭太の肩を抱く手に自然と力が入り、心細そうにチョウに話しかける。
「大丈夫、大丈夫。
楽しいところ、この路地の突き当りね。」
チョウは、そう言って両手を捏ねて榎本を安心させるように笑顔を見せる。
路地の突き当りは何か寺院の入り口の様な不気味な門があり、その左右に警備員のような体つきがどっしりして、目つきが鋭く、何処から見ても堅気には見えない男たちが睨みをきかせていた。
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