第一章 始まりの彼方(とか言っとく)

「わー、城下町とか久しぶりにきましたわー!」


「これから魔物を倒しに行くってやつが、あんまり騒ぐなよ」


「若い子は活気があってええわぁ」


とても、とても不安しかない。アホとオカンを連れてるんだ。まともに戦えるのか、これ。

まあ、俺がいれば大丈夫だろう。


「あ、そうだ!アスカも連れていきましょう!」

アスカというのは、回復役の女の子だ。確かに普通のパーティーなら、回復役がいる。


「アスカがいいのなら、俺は構わないけど」

正直これ以上人を増やしてどちゃくそ騒がれるのは勘弁だと思っていたが、アスカは控え目な子だし、なんなら回復が使えるというメリットがある。


こうして俺、姫、オカン、アスカの4人で出発する事にした。

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