自分が港町から上京しているので、共感できる部分が多く、楽しく読めました。潮の香り漂う街の描写が秀逸です。キャラメルマキアートのように甘い恋の始まりを予感させる終わりも良かったです。
ただ何気ない日のことなんだけれど、そこにどこか暖かさが感じられる小説でした。短編なので読みやすく、主人公の感情や情景が読み取りやすかったです。