第47回:こぼれ話、再び

今回もこぼれ話です。


・季節イベント

ここでいう季節イベントとは、バレンタインデーとかクリスマスに代表されるようなイベントです。


こうしたイベントは学園ものとか日常系でも定番ですよね。「サンタさんは実はいない」とか「バレンタインは義理チョコだけで終わった」とか、あるあるですよね。だからと言って、それを「〇〇と被る」で没にするのはちょっと待ってください(何度目なのだろうか……この台詞)。そこから色々と独自色の強いイベントに肉付けしていけば、他の方からも注目されるようなエピソードが出来上がると思いますよ。


あるイベントをたたき台にして肉付けして創作していく手法は、二次創作で用いられそうな手法ですが……実は一次創作でもこの手法は使われます。


J9シリーズの「銀河旋風ブライガー」は「必殺仕事人」がモチーフとなっていますし、「最強ロボダイオージャ」は「水戸黄門」だったりします。そう言う事もありますので、方法を間違えなければこういう手法で創作するのもありなのかもしれません。


・経歴とは?

「過去に有名ゲームのチャンプだった」という経歴の設定があるとします。過去回想でゲームのチャンプになった話を挿入し、その後に繋げるのが正しい経歴の使い方でしょう。その一方で、以前も書きましたが設定だけで本編未登場、二次創作を想定とした設定は蛇足と思われます。


それ以外にも短編で過去に色々とあった経歴を描写し、いざ本編では「短編の方を読めば設定も分かります」と言うパターンは、読むのも一苦労でしょう。蛇足とは違いますが、あまり歓迎されるパターンではありません。


自分も世界線シリーズで似た事はやりましたが、現在は「他シリーズのチェックは不要です」と明言し、その作品内で完結する仕様を取っています。一部で例外もあるのですが。


その為、登場人物の経歴は基本的に「その本編で描写する必要性がある物」だけに絞るとより分かりやすくなるでしょう。

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