第46回:リアルのニュースと被る事例(補講)
・今回のテーマ
リアルでネタにしていた題材と同じようなニュースが出てきて……と言う話を以前にしましたが、それの補講になります。
「恵方巻き問題」のプロットでは、恵方巻き問題からストーリーを作っていく仕組みを説明しました。しかし、稀に考えていたプロットと同じようなニュースが起きてしまったので、どうするべきか。悩みますよね。
(自分も小説の題材にしていた物が後に現実となるケースはあるので。ビートセイバーの様なイレギュラーもありますが)
こうしたケースの場合、題材やニュースの内容によっては自粛するパターンが多いです。特に地震等の自然災害、海外における事故絡みは規模によって自粛が大半でしょうか。アニメ版ポケモンでも該当するエピソードを放送自粛した事があるので、お分かりいただけるかもしれません。
(後に時期を見て公開した物もあれば、お蔵入りも……)
丁度、ARゲーム物を考えている時にリアルでハイテク光線銃『X-TAG』というスマホと合体させて起動させる物が発表されました。ある意味で、このニュースを見た時は正直言って「ネタ被り以前の問題だ」とも思いましたよ。
それを踏まえて、第26回ではお蔵入り等に関して言及しました。しかし、もう一つの選択肢として「ある程度以上を直しようがないので、若干諦めて作品として出してしまう」と言うのがあります。
ある種の「便乗商法」等と判断されれば、突っ込まれて炎上しそうと考えるかもしれません。自分はこれをやるには消極的です。題材によっては問題なく、むしろ逆んに異世界転移や異世界転生と言った定番ジャンルを上回るバズを生み出せるかもしれません。被ったのがハイテク光線銃の話題なので、逆にこうした事例が出てくるかも……と言う様な発想が出来れば、上手くいく可能性もあります。
・その一方で……
この方法に関しては、元ネタにしたニュースの内容によっては炎上以前に裁判沙汰になる危険性もあるのです。SNSでも「何かを発見したので写真をアップして、バズを生み出そう」的な安易な発想で写真をアップする人もいますが、これによって様々な事件に発展したら、どうしますか? こうしたトラブルを回避する事によって今後の作品へつなげられることだってありますので、題材によっては執筆を諦めて別のチャンスに生かす事も選択の一つですよ。
SNSで炎上を恐れないような人もいますが、そうした精神の持ち主ではない人もいますので、これに関しては実行するとしても自己責任でお願いします。悪評が理由で執筆引退の選択をしてしまうことだってあるでしょう。それを踏まえた上で、最良の選択を選ぶようにしてください。
少し厳しい事を言いましたが、こうした心構えも小説を書く上では重要になるでしょう。安易に「目立ちたい」とか「バズを広めたい」等で書かれている二次創作も検索すれば発見出来る現状を踏まえれば、どういう事か分かると思いますので、その辺りは各自調査でお願いします。
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