第29回:ロケハンの次は……

・今回のテーマ

ふと浮かんだネタがあるので、そちらでひとつ。


ロケハンの次は、リサーチになります。言葉の意味としては「調べること」と言う意味があります。全くその通りですね。


小説を書くにしても、書き方、売れている作品の傾向、どのようなジャンルが出ているのか、キャラはどういう風に……といった具合に調べますよね。小説を書くという行為にしても、最初から売れるような小説を書けるような人が現れるとは思いません。事前に様々な要素を調べた上で、作品を書いているのだと思います。


コンテストに出すとしても、そのコンテストがどのような作品を募集しているのかを調べますよね。その後にコンテストのカテゴリーエラーにならないような作品を書いていく……それが一種のパターンでしょう。


しかし、いくらリサーチしてもゲームのように「これならば失敗しない!」というような攻略法は小説にはありません。いくら有名な作品でも、肌に合わないような人はいますし、小説サイトではあまり反応がなかったような作品が注目されるような事例だってあります。


昨日はラウンドワンへ行ってリズムゲーム等をプレイしましたが、リズムゲームでは確立されたような完璧な攻略法は、なかったりします。作品によってはあるのかもしれませんが、リズムゲームを初め盾の人でも実践できる意味での攻略法は……おそらくないでしょう。


つまり、小説においては定着した攻略法はないのです。流行もしばらくすれば移り変わりますし、小説サイトによってはランキングに乗る作品の傾向も異なるので同じような攻略法が通じるとは思えません。ピクシブで二次創作では上位に入るような作家でも、なろうやカクヨムでは許諾外二次創作を投稿すれば規約違反で削除されるので、一次創作を書くしかありませんし、なろうでは上位の作家でもピクシブでは一次創作を見る読者が少ないので、ランキングには載る事がほとんどありません。


簡単に言えば、小説を執筆するのもリズムゲームをプレイするのも一緒なのです。有名楽曲を知っていてゲーム内に収録されていれば、CD等では聞いた事のある曲なのは間違いない一方で、実際のゲームで一発クリアできるかと言われると……自信はありませんよね。知識はあっても、それを上手く実践出来るかどうかは、書く人のスキルにかかっていると言えるかもしれません。

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