第17回:表現方法あれこれとか

・今回のテーマ

「絵にも書けない美しさ」とか「絶世の美女」とかありますよね。小説の場合は表紙絵とか挿絵といったようなイラストが追加されるのですが、それを見て「本当に絶世の美女なのか?」と思う人もいるでしょう。この辺りの感覚は人それぞれなので、あくまでも「個人差があります」と言う解説に。


今回は、その辺りの表現に関するさじ加減についてです。ある程度省略した様な言い回しで小説を書く事も知識がある人であれば可能でしょう。しかし、読者は同じ位の知識を持っているでしょうか? おそらくは違うと思います。知識自慢な小説になってしまっては、読者も離れてしまう可能性も高いでしょう。


例えば、「髪の色は青が六割、赤が三割、白が一割程度だろうか?」みたいな説明が書かれていても髪の色は想像が難しいでしょう。プラモデルの色指定っぽい表現で説明したとしても、知っている人以外には何のことか分かりません。


スポーツとかゲームのルールを解説する為に説明するのは問題ないでしょう。その一方で、説明過ぎても読者が読み進められるかどうかは分かりません。ガイドブックや攻略本の類ではなく、あくまでも書いているのは小説のはず。


どういう風に上手く説明するか、その辺りはスポーツ漫画やゲーム漫画、アニメ等で感覚を覚えておくと、何となくでもコツがつかめるかもしれません。


そう言う時にはナレーションとか語り手のような存在、解説役と言うモブに喋らせるのも手でしょう。もしくは、重要ポジションの人物になるような人が解説役を行うのも、伏線と言う意味でありかもしれませんね。

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