まず、読み始めた瞬間笑う。殺す側と殺される側の関係性が、あまりにも面白すぎるのだ。もはや他人。しかしながら封建制と思われる制度の、名誉殺人という制度に翻弄される青年。そして命を狙われる犯人。シチュエーションだけで反則だ。更に、オチが秀逸だ。ぜひとも見てもらいたい500文字短編である。
仇討ちと言えば、赤穂浪士を始めたくさんの有名な話がありますが、ここまで驚かされる話はきっとないでしょう。力が抜けてしまいながらも、最後には笑顔になれるお話です。