うらのす

くはれしか むしはまれしか つきのうらの

すかしめにとふ もしいつれやと


食はれしか 蝕まれしか 月のうらの

清女すがしめに問ふ もし(文字)いづれやと


【通釈】

食われたのか蝕まれたのか、月の裏に住むという清らなる美しき女性にょしょうに問うことです、もし、貴方あなた何方どこにいらっしゃるのか、そして文字は食と蝕、結局のところ何方どちらなのかと。


四四二年振りに皆既月ショクと天王星による惑星ショク(※前回は土星による)の同期した夜に。なお三句から四句にかけて「うらのす」=天王星〈Uranus〉を物名もののなとして詠み込む。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る