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坎坷」への応援コメント

  • こんにちは。
    タイトル通りの豊穣な語の世界を堪能しています。日常生活どころか、小説でもなかなか出番のない言葉たち、でも日の目を見させたくなるんですよね。
    この先も楽しみにしています。

    作者からの返信

    久里 琳 樣

    初めまして、工藤行人でございます。
    七月末から毎日のように拙文をご高覧下さいましたこと感謝の念に堪えません。
    PVの棒グラフに大波小波の二ヶ月以上に亘って途絶えることないというのは誠に壮観、著者としても初めてのことで、この上なく得難い経験までさせて戴いたような気が致しております。誠に有り難うございました。

    仰るように「なかなか出番のない言葉たち」にも「日の目を見させたくなる」のは矢張り人情というものでしょうか……そういった語彙に出逢う度、何とか「舞台」を用意してやりたいものだという思いの強くなりまして、物語るよりも言葉そのものを書くためのスペースとして拙文を拵えた次第です。

    内容の伝達を終えれば顧みられなくなる「手段」「従者」としての言葉よりも、端から内容が無いからこそ解釈を読者に委ねられる、語彙こそが「目的」「主人」でありうる拙文を「語彙の型録」「語彙の博覧会」などと嘯き乍ら書き連ねて参りたく存じますので、今後とも折々に遊びに来て下さいますと幸甚でございます。

    久里琳さんの『詩・歌・句の欠片』、何時も感心し乍ら拝読しております。
    半ば露悪的な意図を以て「借り物」の言葉を連ねる拙文とは異なり、御作は実感に発する言葉、「生身の」言葉で綴られていますね。そしてその言葉は伝達してなお慥かな質感を残している、そこに魅力を感じるのは私だけではありますまい(見当違いでしたらばご容赦下さいませ……)。

    久里琳さんのご健筆を私も心よりお祈り致しております。