だんだら

あかきみや うみみちたりぬ みをつくし

我が君や倦み満ちたりぬ/海道足りぬ澪標


いろまちに もみたうてゆく あきのひよ

色街に揉みたうてゆく/紅葉たうてゆく秋の日よ 


きみのしやつ ほたんおちたり うゑかへて

君の襯衣釦落ちたり/牡丹復ちたり植ゑ替へて


めのすかた あられもなきか ひなのいへ

女の姿あられもなきか/霰もなきか雛の家


だん駄羅だらの習作なり。


備考:

段駄羅 (だんだら)は石川県能登半島の輪島で、漆塗り職人の仕事場を中心に、かつて大流行した五七五の短詩型文芸で、言葉の二重構造を楽しむ言葉遊びのこと。形の上では俳句や川柳と同じく五七五であるが、中の七音が二つの異なる意味を持って、上の五音と下の五音につながる構造をしている。もじり句ともいう。江戸時代に始まった文芸で、300年近い歴史を持っている(以上、Wikipediaより抜粋)。

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