しらぬひ
しらぬひを つくしてよもや しらぬひの
しらぬひのつく うつくしのみに
【語釈】
※枕詞「しらぬひ」に就きて
珍しき四字の枕詞にて語義及び係り方未詳。後世、「しらぬひの」に転ず。語誌として永らく「不知火」に宛て「筑紫」を導くとされしが、上代仮名遣ひに甲・乙の別ありしこと明らかとなり、諸説を生じた。今、定説を
なお万葉集に見ゆる「しらぬひ」三所はそれぞれ「白縫」(336)・「斯良農比」(794)・「之良奴日」(4331)に宛つ。
参考:
『萬葉集』一~四(岩波書店、新日本古典文学大系)
『日本国語大辞典〔第二版〕』(小学館)
※「もや」の用法は、中村幸弘/碁石雅利『日本古典 文・和歌・文章の構造』(新典社、2012)及び小田勝『実例詳解古典文法総覧』(和泉書院、2015)を参照。
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