応援コメント

松蘿契」への応援コメント

  • きらびやかな語彙世界に、お邪魔しておりますm(__)m
    気になる語彙は滄海の如く果てしなく、そのなかで最も目を惹いてやまないのが「末嫩(うらわか)く」でした。初々しさと瑞々しさ、未完成の美が伝わるのです。いつか遠くて近い未来に、再び語彙の共有を希望させていただいても、差支えございませんか?
    「花唇」に合わさる表現に、勝手ながら心躍ります。
    「花笑んで」という言葉、個人的に好きです。
    通宵、眺めていられそうな頁に不相変、魅せられました。

    作者からの返信

    宵澤樣

    拙文を少しずつ大切にお読み下さり、いつも有り難うございます。本当に噛み締めて味わって戴けているようで、此方も書き手冥利に尽きます。

    「語彙の共有」……何とも心躍るお言葉です。言葉は人類の共有財産ですし、拙文中の語彙も、語形変化など多少改変したり拡張したりすることはありますが、基本的には総て先人の叡智を拝借しているに過ぎませんから、以前の「木洩れる」の時にも申し上げました通り、私にお断りなさらずとも(でも、そのような義理堅さ、宵澤さんのお人柄ですね)、どんどん共有して使って戴いて、あわよくばご一緒に広めて参りましょう。

    「末嫩く」は私もお気に入りで、先日「塒出の鷹」の最新話でも使ったばかりです。「花笑んで」も気に入っており、他の拙作も含め、恐らく用例は3例ほどあろうかと思います。「花笑んで」は別の方にも好評を頂戴したことがありましたし、これは流行るかも、いや無理か……断崖絶壁に人知れず香る花園の中で静かに花笑むくらいが丁度良いのかも知れませんね。

    「豊穣―」は「型録」ですから、出来うる限り語彙の重複を避ける方針を採ってはおりますが、やはりお気に入りの語彙(と譬喩)は何度も使ってしまいますね……。