応援コメント

東瀛」への応援コメント

  • 『不思議な世界観』の企画に参加してくださりありがとうございました。

    始めて漢語調の物語を読んだので、ページ開いたとたんに圧巻されました!
    そして、改めて言葉の美しさを実感させられました。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    柊木よる 樣

    初めまして、工藤行人です。
    『不思議な世界観』というフレーズに惹かれて企画に参加させて戴きました。
    この度はコメント頂戴しまして有り難うございます。

    拙作、物語るよりも言葉そのものに偏執した言語的構築物、などと嘯いておりますが、意識的に過剰なルビで装飾を施した漢語調の散文を主として、他にも定型詩や和歌、漢詩、宮中言葉による戯曲や変体漢文の日記など、「ことば」を用いた実験のレポート、そして何より私として気に入りの「語彙の型録」ともなっております。時折「型録」をパラパラと捲りに遊びに来て下さいますと幸甚です。

    編集済
  • 滉瀁渺瀰の大海原に舸が出航することの大変さを改めて想像しました。

    奈良時代に仏教を伝道するため日本への渡来を決意した鑑真和上が、5度の渡航に失敗し失明しても困難に屈せず、6度目に屋久島に到着し来日を果たした物語をふと思い出しました。

    作者からの返信

    中澤樣

    何と、ズバリです! まさしく鑑真和上だったのですよ。因みに鑑真とはベクトルが逆になりますが、「航」字に「ゆうたり」と振られた記述の見られる『明忍律師行業曲記』の明忍は、その鑑真が伝え、然し後に廃れてしまった律宗を江戸時代初期に中興した真言僧です。そして、自らも明国に渡ろうとして果たせず、途次の対馬滞在中に35歳の若さで示寂した否運の僧でもあります。舸旅が死と隣り合わせだった時代に、好奇心と使命感、そして一寸の打算によって異国を目指した人々が私には尊く、愛おしく思えます。

    編集済
  • 工藤行人様
    このたびは「春の終わり」へのレビューの件、安堵しました。御作品をグレードダウンさせてしまったら、どうしようかと不安でしたので……良かったです。御返信ありがとうございました。
    「甘き死よ、来たれ」が少年期の工藤様の記憶に強く結びつく曲であったとは、新たな事実も教えてもらえまして幸運です。100質を「自己との対話」と位置付けておられる工藤様の語彙を拝読しておりますと、不思議に私の古傷に沛然と美の雫が刺さって痛みます。文字への偏愛が疼くのでしょうね。私に、ほんとうの春が訪れる日は、あるのかしら。思いながら「流美」を拾いに参りました。流れる美に身を任せ「滄海(わたつみ)」を渡っております。失礼しました。

    作者からの返信

    宵澤樣

    またしてもお返事が遅くなり失礼致しました。

    なかなか「自己との対話」もままならない、忙殺されるばかりの「普通の」日々が突如として去って、「耐えるころなのこの季節」と許りに到来した時間的余裕に託けて参加したものでしたが、結構面白いですよね、100質。

    「私の古傷に沛然と美の雫が刺さって痛みます。文字への偏愛が疼くのでしょうね」とは……「詩」が生まれる予感がするのは私だけでしょうか。春って案外、その只中にいる時には気付かなくて、去って初めて気付く、なんてこともあるかのもしれませんよね。吉野弘の「虹の足」のように……。

    願わくは「滄海(わたつみ)」に游ぶ宵澤さんの航海が「航(ゆうたり)」したものでありますように。