応援コメント

毘藍風」への応援コメント

  • こんにちは。工藤様の語彙世界を訪れますと、ジャネーの法則に囚われることのない時代に戻れるような、不思議な時間の中に止まっていられるような気がします。少年少女の真っ白な時間、私の場合、長野先生の語彙の海に浸り切っていた良き時代を思い出し、安堵するのです。嫩さの象徴たる「鴉青色」という表現、助役が気に入りまして、ゆくゆくは少年少女透明推進委員会による「補完」にて、再びの共有をお許し頂きたく思います。まだまだ先のことになりますが、よろしくお願い致します。

    このたび『毘藍風』を拝読しまして、「独語(ひとりご)ちた」という表現が、とても心に残りました。こちらも「木洩れ陽」同様「独語」あるいは「独り言」の動詞化。味わい深いですね。颶風一過の碧天が眩しくなってまいりましたが、被害に遭われず御無事でしょうか? 気圧に頭痛を招かれることなく過ごされましたでしょうか?

    宵ザ・ワールドの櫺を敲いてくださる工藤様もまたカクヨムの交流の中で、読者様からのコメントやレビューを切っ掛けに新発見を重ねておられたのですね!!! 健康的な精神賦活、ありがたいことですね。「往復書簡」は工藤様の物語の執筆の妨げにならない程度で、こちらこそ、お手柔らかにお願い致します。

    「宮中大礼裳」は、さすがの流美でございました。優美で豪奢な感じが伝わりますものね! ガラホというものがあるのなら、私のスマホも類似の種類かもしれません。

    鬼太郎の「すねこすり」の回は本当に気の毒な内容でしたね。「虹の橋」と「吉野弘幸」さんという一致には私も驚きでした。枕返しの回、検索してくださったのですね。わざわざスミマセン。おやじ様の実体化も6期が初だったかもしれませんね。

    「To Omitakara(僕の大御宝へ)」だなんて、嬉しい変換です。ラルム君は第4カノンぐらいに登場するかと思います。『人形への小夜曲』で端折ってしまった少女と少年の交流を今月いっぱい書いて、来月は、また違う語り手が登場予定です。

    曹達水の季節と熱いショコラの季節。そのあいだには、レモングラスの紅茶でしょうか。レモングラスとカモミールブレンドという御茶も素敵。いつか作品に鏤めたく思っています。工藤様のコメントは、それが既に作品の様相で現出していると感じ、工藤様のコメントありきで補完される『奏鳴曲』に成りそうな予感大です。それは工藤様が狭量ぢゃない器で言葉を共有してくださるからですね……いつもありがとうございますm(__)m

    作者からの返信

    宵澤樣

    この度も語彙世界にお運び下さり有り難うございます。「往復書簡」、いつも此方からのお返事が遅れがちで恐縮しているところですが、気長にお付き合い下さいますよう伏してお願い申し上げます。

    さて、拙文ご高覧戴きそのようにお感じ下さるのも、偏に悠久の時に羽包まれて今なお耀きを喪わない「語彙の力」によるものなのでしょう。「鴉青色」の髪は嫩者の中にも絶滅危惧種となって久しいようですから、是非とも助役さんにお持ち帰り戴いて、御作の末嫩(うつくし)き美の世界に鮮やかに刻印して下さいませ。

    「独語(ひとりご)ちた」という表現、ご高察の通り名詞からの動詞化、古語辞典の類でも「ひとりごつ」で立項されているようで、現代では「独り言つ」の変換の方が一般的のようですね。どうやら「こと(言)」と同音の「こと(事)」のバージョンもあるらしく、〈祭り事→まつりごつ〉〈謀り事→はかりごつ〉などとなるようです。「言・事(こと)」という名詞が、終止形に概ねウ段音を持つ動詞に派生して「言つ」「事つ」になるというのが語誌的通説のようですが、詳細は必ずしも明らかでないとされていますから、門外漢の私などは「言・事(こと)」の直後に「する」を付けて「独り言する」のように複合動詞化し、発音した時にこれが約まって成立したと嘯かれる方が納得しやすいようにも思われます。「独り言する」を口にしてみると「ひとりごつる」と聞こえなくもありませんから(とはいえ、先学には最大限の敬意を!)。

    読者の方々から頂戴するご感想やご指摘には本当に気付かされてばかりです。感動的なくらいに……そして「物語り」という営為に真摯に向き合って創意工夫されている皆さんの御作を拝読しておりますと、語彙信奉者の私などでもついつい色気を出して有意な「物語り」をしたくなってしまいそうです。

    「宮中大礼裳」、お褒めのお言葉も頂戴してしまいましたし、折角ですから、まだ何回か登場させたいと目論んでおります。曳裾に纏わり付いて離れない「すねこすり」ならぬ「すそこすり」のような宮中猫(!)がいて、「こら! 国母陛下の御裾に何をするか!」と見咎めた御裾捧持の侍童と追いかけっこ……などという微笑ましい場面を拵えたくなります。何時か何処かに盛り込んでみたいところです。

    >おやじ様の実体化も6期が初だったかもしれませんね。
    おやじ様の実体化、確かに正面からの姿は見た記憶がありません……初だったのでしょうか。

    たからちゃんと、ラルム君、『人形への小夜曲』とは別視点から語られるボーイ・ミーツ・ガールの経緯も楽しみです。第4カノンをアップなさる頃には拝読しに伺えればと存じます。最近は自宅でカフェオレを作ることが多いのですが、恐らく今後も登場するのでしょう、宵ザ・ワールドには欠かせない「お茶」の時間、次に用意されている飲み物とお菓子も密かに気になるところです。レモングラスのお茶が登場する日も近いのでしょうか?

    私のコメントが「作品」だなんて、過分なお言葉を頂戴してしまいました。然し何と言ってもそれは、肥沃な「土」の然らしめた結果として「あらぬ方向に伸びる幻想の蔓」が顕れたものに他なりません。そのままにそれをお赦し下さるお優しさに何時も乍らに甘えてしまっておりますが……。

    颶風一過、今回は一日だけ後頭部を冷やして横になった日があった程度で済みました。何時もお気遣い下さり有り難うございます。宵澤さんも引き続きご自愛の上お過ごし下さいますよう。それざゃ。

    編集済
  • 森園珠子です。返信ありがとうございますm(_ _)m
    お気遣い、ご心配、ありがとうございますm(_ _)m
    ゆっくりになってしまいますが、しっかり拝読させて頂きます。(知らない言葉を調べながらになってしまいますので、本当にゆっくりになってしまいますが💧)