Humanoid

U'm

プロローグ 別れと発端

多くの戦争を繰り返し、砂地と廃墟が広がる戦場の片隅で・・・


傷を負った初老の兵士ユースを抱える男型のHumanoidが居た。


Humanoidは声を震わせながら言った


「どうか・・逝かないでください・・・私はあなたに仕える為にここに居ます。あなたが死んでしまったら、私はどう生きればいいのですか・・・?」


ユースは言った


ユース「君は・・・ただのHumanoidではない。心を・・持っている・・・今までずっと君と旅をしてきたから・・それがよくわかる・・・」


ユース「だから君は君の人生を生きなければならない。自分でこれからを選択するんだ。だから・・・この戦場から逃げてほしい・・・私はもう長くない」


「教えてください!人間は死んだらどこにいくのですか?」


Humanoidは必死に尋ねた


ユース「あぁ、天国に行くんだよ・・・最後はみんな天国で再開するのさ・・・きっと君とも・・また会える・・・」


「そんなのは、非科学的です!一体どこにいくのですか!本当のことを・・・」


ユース「アレン、君に最後の命令を下す・・」


「生きてくれ」


アレン「ユース・・・」


ルーカス「アレン!もう行こう!早く乗るんだ!」


ドラゴン「アレンよ!早く来るんだ!」


ユース率いる部隊のルーカスともう一人のHumanoidドラゴンが緊急のヘリで助けに来た。


残りの兵士たちは敵国の改造兵士たちに殺された。


まだ改造兵士たちは遠くにいる。


アレンはユースを抱えてヘリに乗り、命からがら戦場から撤退することができた。


しばらくしてヘリの中、満身創痍を負ったユースは帰らぬ人となった。


アレン(ユース・・私はあなたの代わりにこの国で、この都市で、強く生きていきます・・・)


アレンは心の中で今までよりも強く記憶データを残し、Humanoidとしての感情データにエラーを起こす発端を作り上げた。


でも、これは始まりに過ぎない。


Humanoidたちは次第に自我に目覚めていく。



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Humanoid U'm @Crazygreen

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