第十話 巡って

「もう一度言おう!君のことが好きだ!」

 見栄も恥もなく告白をした。彼女の為ならすべて投げ出せた。死んだ仲間達には悪いが僕は幸せになろう、彼女だけの夢の存在になろう。


「私も言うわ!あなたの事が好き!」

 彼は私を救ってくれた。本来は食べるだけで簡単に終わらせることが出来たのに助けてくれた。敵だなんて関係ない、この気持ちは止まらない。


 自然に近づくき二人は唇を重ねた。そして空間を切り裂き異空間に消えていった。異なる存在である彼らが同じく暮らせる世界へ向かって…

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日は巡る 河過沙和 @kakasawa

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