部活

アイ「ただいまー」

ミミ「おかえりー」

(アイは雑誌の撮影のお仕事でした)

ミミ「どうだった?撮影」

アイ「 いい感じ〜、てか一緒に撮った子がめ

っちゃ可愛かった」

ミミ「へぇ、そりゃよかったね」

アイ「うん、初対面だったけどすぐに打ち解

けた。LIMEも交換した」

ミミ「ええすご……はや、、笑」

アイ「そうそう……てかイオは?」

ミミ「寝てるよ」

アイ「あー、夜通しの撮影だっけ?」

ミミ「夜通しというか、フランスから帰って

きて多分時差ボケ」

アイ「なるほど」

ミミ「今日はどんなの撮ったの?」

アイ「ああ、部活特集かな」

ミミ「え、部活!」

アイ「うん、バレー部とテニス部とバドミン

トン、あと軽音部と吹奏楽部撮った」

ミミ「え、なんかめっちゃ撮ったね、笑」

アイ「小道具とか着替えが大変だった笑」

ミミ「アイは何部だったの?」

アイ「え、バレー部」

ミミ「え、こわ😱」

アイ「なんでよ笑。ミミは?」

ミミ「中学は吹奏楽してたけど、高校は文芸

部」

アイ「え、吹奏楽は意外。楽器は??」

ミミ「えー、わかるかな……フルートってや

つ」

アイ「えー、なんかよくわかんないけど、棒の

やつでしょ?!すごいね!」

ミミ「(棒じゃないけど汗)別にすごくはない

よ。練習すれば誰でも吹ける」

アイ「え、そうなの?口と一体化させるんで

しょ?」

ミミ「いったいか…………、いや、息を入れ

るだけだよ」

アイ「なんかよくわからんけど、すげえ」

ミミ「バレー部の方が凄そう。強かったの?」

アイ「全然だよ。中学の時はへぼぴーだった

し、高校の時も県で1位になったくら

い」

ミミ「え、充分すごいと思うんだけど」

アイ「いやいや、ほんとにへぼぴー。文芸部

はなにする部活なの?編み物?」

ミミ「それは手芸部ね……汗。文芸部ではひ

たすら本読んでた記憶があるかな」

アイ「へぇ、例えば?」

ミミ「純文が多かったかな」

アイ「ジュンブン??」

ミミ「う、うん。太宰治とか、芥川龍之介と

か分かるでしょ?その類だよ(正式な説

明としては違うけど汗)」

アイ「ああ、国語ででてきたわ……うん……

そんなの読んで、面白い?」

ミミ「分かればわかるほど面白いよ」

アイ「あたしは一生わからなくていいいい」

ミミ「アイは体動かしてる方が性に合うよ」

アイ「やっぱそうだよね。うん。走ってくる」

ミミ「え!?いまから?」

アイ「イオ起こしといてー、ご飯宜しくー」


ガチャッ


ミミ「自由人……」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

トークルーム 雀羅 凛(じゃくら りん) @piaythepiano

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ