第65話  イラスナ火山の決戦――ダーティーボーイズ VS ガッデムファイア その2


「うらぁーっ! すきありぃーっっ! 食らって死ねやぁーっ! 絶対必倒! 奪力剣イグゾーストソードっ!」


 不意に黒い岩の上から、短い赤毛を逆立てた男が宙に跳んだ。男は裂ぱくの気合いを放ち、桃色の刀をネインに向かって全力で振り下ろす。しかしネインは冷静だった。


「……そんなものはない」


 ネインは襲撃者の太刀筋を完全に見切って刃をかわし、着地した男の足を蹴り払って地面に倒した。さらに流れるような動きでメナの体を抱きかかえ、そのまま東に向かって走り出す。そのとたん、周囲の岩の陰から4人の男たちが姿を現した。長い黒髪に、おかっぱの緑髪、スキンヘッドに、金髪ツインテールという、いずれも個性的な外見の不気味な男たちだ。


 しかしネインは迷うことなくさらに加速し、進行方向に立ちふさがったスキンヘッドの男に向かって突き進んだ。そして男が赤い刀を振りかざした瞬間、足元の小石を男に向かって蹴り飛ばした。


「うおっ!?」


 スキンヘッドの男は顔面に飛んできた小石を慌てて避けた。その隙にネインは男の横を駆け抜ける。そして黒い砂の空き地に着いたとたん、メナを地面に下ろし、はるか遠くの大きな岩を指さした。


「メナさんはあそこの岩の陰に隠れていてください」


「えぇっ!? ネインさんは逃げないんですかっ!?」


「相手は5人なので逃げ切れません。ここで迎え撃ちます」


「で、でもっ! あの人たちって、あの危ない人たちですよっ!?」


 メナは慌てふためきながら、ゆっくりと近づいてくる5人の男を指さした。それは間違いなく、王都で2度もメナを襲った男たちだった。しかも足並みをそろえて迫り来る暴漢どもは、邪悪な笑みを浮かべてネインとメナをにらんでいる。


「もちろん覚えています。そしてこんなところまで追いかけてくるということは、ヤツらはどうあってもメナさんを襲うつもりです。だからこそ、ここで決着をつける必要があります」


「でも向こうは5人ですっ! いくらネインさんが強くても、1人で5人と戦うなんてムリですっ!」


「大丈夫です」


 ネインは落ち着いた声で答え、首から下げている封印水晶エリスタルをメナに向けた。


「ガルデリオンとの戦いに比べれば、大したことはありません」


「で、でもぉ……」


「大丈夫です」


 ネインは瞳の中に力強い光を宿しながらメナを見つめて語りかける。


「オレには絶対にやり遂げなければならない使命があります。こんなところでは絶対に死にません。信じてください」


「あ……あうぅ……」


 メナは思わず言葉に詰まった。ネインのことを信じる気持ちと心配する気持ちが心の中にあふれ返り、思考が一瞬止まったからだ。しかしネインの瞳に映る自分の姿を見たとたん、ハッと気づいた。自分がいたら、ネインの足手まといになってしまう――。だからメナは即座に腹をくくり、ネインを見つめてうなずいた。


「ぜ……ぜったいに死なないでくださいねっ!」


 メナはネインの手を力いっぱい握りしめた。そしてすぐに奥歯を噛みしめて全速力で走り出し、遠くの岩陰に飛び込んだ。


「……さてと」


 メナの小さな背中が見えなくなるまで見送ったネインはゆっくりと振り返った。そして、横一列に並んで近づいてくる男たちをまっすぐ見つめた。


冒険職アルチザン協会でヤツらとすれ違った時、ガッデムファイアは醜い灰色の炎になった。つまりヤツらは、間違いなく異世界種アナザーズ――。ならば、この場で撃ち滅ぼすのみ」


 ネインは真紅のナイフの刃を確かめ、鞘に戻す。その間に5人の男たちはニヤニヤと笑いながら、ネインの前に並び立った。


「宮本パイセン。やっぱこいつ、あいつっすよ。メナちゃんの家に勝手に上がりこんできて、いきなり女声で警備兵を呼んだ、あの頭のイカれたクソガキっす」


「おう。ンなことは見りゃわかる」


 塚原の言葉を聞いたとたん、宮本は足下に唾を吐いた。


「塚原と滝沢と柳生は、後ろに回って逃げ道をふさげ。こいつはオレッチが切り刻んでやる」


 宮本はネインの頭の横を見つめながら、あごをしゃくって指示を出した。すると指名された3人は1つうなずき、すぐさまネインの背後に回り込んだ。


「イジロウも手を出すなよ」


「はいはい、わかってるって。ヤバくなったら助けてやるよ」


「はっ。そんなことにはならねーよ。こいつのステータスを見てみろ。全部70前後のクソザコじゃねーか。こんな弱っちいヤツに、オレッチが負けるわけねーだろ」


「ま、そりゃそうだな」


 宮本の隣に立っていた佐々木は、軽く肩をすくめながら横の方に歩き出す。そして少し離れた場所で腕を組み、薄笑いを浮かべながらネインを眺める。ネインも首を左右に動かして周りを囲む男たちを淡々と眺め、それから正面に立つ宮本に目を向けた。


「おまえたちもやはり、遊ぶために転生してきたのか?」


「は? なんだテメー。いきなりなに言ってんだ?」


「簡単な質問だ。おまえたちは別の世界からこの星に転生してきた存在だ。だからその目的を聞いているだけだ」


「……なんだとテメー。なんで転生者のことを知ってんだよ」


 ネインの言葉を聞いたとたん5人の男たちは眉をひそめ、困惑した顔で視線を交わした。するとネインは男たちの動揺を肌で感じながらさらに言う。


「目的が話せないのなら質問を変えよう。おまえたち転生者はオレの父と母を殺し、妹をさらって行った。おまえたちはその理由を知っているか?」


「はっ。知るかよ、ンなもん。それよりテメー。なんで転生者のことを知ってんのか、さっさと答えろ」


「ここで死ぬおまえたちに、話したところで意味はない」


「なんだとコノヤロー。クソ弱いザコのくせに、デカい口叩いてんじゃねーぞ、コラ」


 宮本は憎々しげに吐き捨てて、再びネインの顔の横を凝視した。こっちは5人で、向こうは1人。相手にとっては絶体絶命の大ピンチだ。それなのに、怖がるどころか逆に堂々と啖呵たんかを切ってきやがった。その自信ありげな態度に、宮本は違和感を覚えた。だからもう1度相手のステータスを確認したのだが、やはり何度見ても変わりはない。ちょっと体を鍛えた程度の一般人レベルだ。だがしかし、心のどこかに何かが引っかかる。だから宮本は、思わず佐々木に声をかけた。


「……イジロウ。こいつのステータスは見えてるよな?」


「ああ。おまえの言うとおり、全部70前後の中級探索者シーカーで間違いない。だが……」


 声に不安をにじませた宮本に、佐々木もわずかに緊張した声で答えた。


「しかしムサイ。そいつはなんかおかしいぞ。転生者のことを知っているうえに、この状況で妙に落ち着き払っていやがる。こういうスカしたヤローは、さっさとぶっ殺しちまった方がいいんじゃねーか」


「だな。転生者のことがどうしてバレたのかは知らねーが、オレッチたちの知ったことじゃねーからな。――つーわけでっ! とりあえずテメーは死んどけやぁっ! このボケがっ!」


 宮本は胸の奥に湧いた疑念を気合いとともに吐き捨てた。そして抜き身の刀を握りしめて瞬時に駆け出し、ネイン目がけて斬りかかる。しかしネインは振り下ろされた太刀筋を冷静に見切り、素早く避けた。


「このクソがぁっ! 避けてんじゃねぇぞゴラァっ!」


 宮本は怒りをあらわにした形相ぎょうそうで、ネインに向かって妖刀を振り回す。しかしネインは宮本の連続攻撃を最小限の動きでかわし続ける。


「テメーっ! 逃げてばかりの卑怯者がぁーっ! なんで腰のナイフを使わねーんだっ!」


 攻撃がかすりもしない宮本は足を止めてネインに怒鳴った。その醜く歪んだ顔からは汗が噴き出し、呼吸は荒く乱れている。逆にネインは淡々とした涼しい顔で、宮本を見据えながら口を開く。


「……おまえはオレに襲いかかった時、イグゾーストソードと口にした。イグゾーストとは疲れるという意味だ。そしておまえは、オレがナイフで受けやすいところばかり狙って攻撃している。つまりおまえのその刀は、攻撃を受け止めた相手の体力を奪う能力があると考えられる」


「ンなっ……なんでそんなことがわかるんだ……?」


 ネインの言葉を聞いたとたん、宮本は思わず目を見開きながらあとずさった。


「やはりそうか。それがおまえの刀――転生武具ハービンアームズの特殊能力なんだな」


「ああっ!? テメェ! マジでいったいナニモンだっ!? なんで転生武具ハービンアームズのことまで知っていやがるっ!」


 宮本は驚きの表情を浮かべながら素早く仲間たちに視線を投げた。すると佐々木や塚原、滝沢と柳生も動揺しながら慌てて首を横に振る。誰もが宮本と同じ疑問を抱き、困惑しているといった様子だ。そんな男たちを素早く見渡したネインは、再び宮本を見据えながら問いかけた。


「その答えを知りたければ先に話せ。おまえたちはなぜオレたちの世界に転生してきた。おまえたちの目的はなんだ」


「……ちっ、うっせーなぁ。目的なんか特にねーよ。オレッチたちは女神に選ばれて転生してきただけだからな」


 宮本はさらに1歩下がり、桃色の妖刀を下段に構えてネインをにらんだ。


「ま、あえて言うなら、自由に生きるためってところだな。オレッチたちはルールに縛られた堅苦しい世界から解放された。だから好きな時に好きなことをして自由に生きる。好きなように金を奪い、好きなようにオンナを襲う。それを邪魔するヤツは斬り殺す。世の中ってのは結局のところ弱肉強食だ。だからオレッチたちは自分の力を使って自由に生きる。ただそれだけのことだ」


「そんな生き方は、自由とは言わない」


 宮本の言葉を聞いたとたん、ネインは瞳に力を込めて言い返した。


「自分が楽に生きるためだけに、他人を傷つけて金を奪う――。そんな存在は人間とは言わない。おまえたちは人間のフリをした邪悪な魔物だ」


「はっ。なにを偉そうに言ってやがる。人間なんて一皮剥けばみんな同じ、欲望の塊だろうが。オレッチたちは金が欲しいから金を奪う。テメーはカッコつけたいからカッコつけてる。ほらみろ。やってることは同じじゃねーか」


「それが本当に同じだと思うのなら、やはりおまえたちは別の世界から来た存在ということだ」


 ネインはおもむろに胸の前で両手を合わせ、魔法を唱えた。


「電撃第1階梯固有魔法ユニマギア――起電エレク・身体インナー超加速・ストリーム


 瞬間、ネインの全身に青い電気がほとばしった。さらにネインは青い電流をまといながら宮本をまっすぐ指さし、淡々と宣告する。


「オレは自分の使命を自分で選んだ。それはおまえたち転生者を1人残らず殲滅すること――。おまえたちが殺してきた人々の魂を癒やすため、そしてオレたちの世界を守るため、おまえたちは今この場で確実に滅ぼしてやる」


「へっ、そーかよ! だったらこっちも全力でテメーをぶっ殺してやるっ! イジロウっ!」


「おうっ!」


 宮本に呼ばれたとたん、佐々木も威勢のいい声を張り上げた。


「いくぞテメーら! 七天抜刀隊! チーム汚闘股おとこぉっ! 戦闘準備ぃっ! 佐々木イジロウ! 妖刀・黒光長竿くろびかりながさお――抜刀!」


 佐々木が黒い妖刀を抜いたとたん、宮本以外のメンバーも順番に腰の刀を抜き放った。


「ボクチン塚原! 妖刀・光陰裏卜珍こういんうらぼくちん――抜刀!」


「バッキー滝沢! 妖刀・爆血村々ばくけつむらむら――抜刀!」


「柳生ムネニク! 妖刀・満臭まんしゅう萌肉丸もえにくまる――抜刀!」


 薄暗い灰色の空の下、色とりどりの妖刀が不気味な光を放ち始める。


「いいかテメーらっ!」


 佐々木は横に歩いてネインから距離を取りつつ、鋭い声で指示を飛ばす。


「そのガキのステータスはかなり低いが、見たことのない魔法を使いやがったっ! こういう時に油断してっと足をすくわれるからなっ! この前の狼男と同じように全員でぶっ殺すぞっ!」


「「「「おうっ!!」」」」


 佐々木の声が響き渡った直後、仲間の4人は同時に声を張り上げた。そしてすぐさまアイコンタクトを取ってうなずき合うと、滝沢が真っ先に飛び出した。


「では、おいどんからいくっす! おっしゃーっ! 無限反復剣ピストンソードっ!」


「そいつの動きはかなり素早い! 柳生! オレッチたちも一気にいくぞ! 全力全開! 奪力剣イグゾーストソード!」


「了解っす! うひゃらハァーっ! 焙焼剣バーニングソード!」


 滝沢に続いて、宮本と柳生も同時にネイン目がけて斬りかかった。しかしその直後、ネインの姿が一瞬でかき消えた。


「ンなっ!? なにぃっ!?」


 ネインを見失った宮本たちは愕然と目を見張って足を止めた。その瞬間、塚原の鋭い声が飛んできた。


「――バッキー! うしろだぁーっ!」


「なんとっ!?」


 滝沢は反射的に振り返った。すると真紅のナイフを抜いたネインが真後ろに立っていた。しかも鋭い刃が滝沢の首へと素早く走る。その瞬間、ネインのナイフは横から飛んできた黒い石を弾き飛ばした。塚原が滝沢を守るためにとっさに投げた小石だ。


「よくやった塚原っ!」


 再びネインの姿を視界に捉えた宮本が声を張り上げた。さらに首を斬り落とされずに済んだ滝沢が慌ててネインから離れると、宮本と柳生は妖刀を構えてネインに突っ込んでいく。


 しかしネインは冷静だった。すぐに体勢を立て直して宮本の一撃を素早くかわし、突き出された柳生の妖刀をナイフで弾く。そしてすぐさま超高速で宮本の背後に回り、その首目がけてナイフを振り抜く。しかしその瞬間、塚原がニヤリと笑い、黄色い妖刀を黒い大地に突き立てた。


「そうくると思ったよぉーっ! おらぁーっ! 縛影剣ボンデージソードっ!」


「――むっ!?」


 塚原の妖刀がネインの影を貫いたとたん、ネインの動きがいきなり止まった。ネインは驚きに目を見張ったが、手足はうんともすんとも動かない。


「うっへっへ、ザマーミロ。ボクチンの妖刀が影に刺さると、どんなに強いヤツでも動けなくなるんだよ。これでおまえはもう、ボクチンたちのおもちゃってワケさ」


「……なるほど。それがおまえの刀の特殊能力か」


 邪悪な笑みを浮かべて自慢げに語った塚原を、ネインは淡々とした瞳で見下ろした。すると宮本がネインにゆっくりと近づきながら塚原を指さした。


「やれやれ。今日は塚原が大活躍だな」


「まったくっす。おかげでおいどんも命拾いしたっす」


 宮本が苦笑したとたん、滝沢も自分の首をなでながらホッと息を吐き出した。


「それじゃあ、宮本パイセン。こいつは約束どおり、ムネのおもちゃにしていいっすか?」


「ああ、いいぜ。好きなだけ拷問して、じっくりいたぶってやんな」


「うへへへ~、マジ、あざーす」


 塚原経由で拷問の許可をもらった柳生は、よだれを垂らしながらネインに向かって歩き出す。すると再び、ネインが淡々と口を開いた。


「……拷問か。おまえたちはこっちの世界に来る前から、こういうことを日常的にしていたのか?」


「あ? ンなわけねーだろ、このボケが」


 訊かれたとたん、宮本は憎々しげに顔を歪めてネインの足を蹴りつけた。


「オレッチたちがいた国は、くだらねー法律でがんじがらめだったからな。自由なんかカケラもねーっつの」


「法律だと? それを言うなら、このクランブリン王国にだって法律はある。人を傷つけたり、物を奪ったりすることは許されない。おまえたちも前の世界で法律を守っていたというのなら、なぜこちらの世界の法律は守らないんだ」


「ンなもん、決まってるだろ。向こうにいた時のオレッチたちには力がなかったから我慢していただけだ。だけど今のオレッチたちには、この妖刀がある」


 宮本は桃色の妖刀を、動けないネインの目の前に突き付けた。しかしネインは刃を無視し、宮本を見据えながらさらに言う。


「しかし、その転生武具ハービンアームズはおまえたちの神が作った武器だ。おまえたち自身が努力して手に入れた力ではない。そんな借り物の力に頼って生きていくことに、おまえたちは何の疑問も感じないのか?」


「べつに。何も感じないね。むしろありがたいぐらいだな」


 宮本は胸を張ってあごを上げ、ネインを見下しながらニヤリと笑った。その歪んだ誇りに満ちた顔を見て、ネインは小さな息を吐き出した。


「そうか……。やはり転生者というのは、そういう存在か」


「はっ。手も足も出ないくせに偉そうな口を叩いてんじゃねーよ、このザコが」


 宮本は再びネインの足を蹴りつけた。それから妖刀を鞘に収め、柳生に向かってあごをしゃくる。


「おら。柳生。さっさとこのクソ生意気なガキを、ひぃひぃ言わせてやんな」


「ふひ。了解っす。それはわがはいの得意技っすよぉ~」


 柳生は瞳の中に狂気を宿らせながら、ゆっくりとネインに近づいていく。逆に宮本と滝沢と塚原は、後ろに下がって距離を取る。その様子を、ネインは冷静に観察していた。そして不気味な紫色の光を放つ柳生の妖刀を見据えながら、低い声で言葉を漏らす。


「……もう少し情報を引き出したかったが、いいだろう。そろそろ終わらせるとするか」


 その瞬間、ネインの瞳の中に鋭い光がきらめいた。


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