第7話 ドラゴンが人間界にいる理由
「なぜ会長は人間界にいるのですか?」
素直に聞いてみる、これが一番手っ取り早い
「うーん、私は一度ドラゴンの役目を終えているんだよね、つまり君のいた世界では死んだことになっている。それから私の魂は人間に移り、ドラゴンの記憶があるまま人間として生きてきたと考えているよ」
ということは、多分俺と同じ転生してきた?しかし神にあっていないのに、どうやって?聞いてみるか
「ドラゴンとして生きている間に神と名乗ル、怪しいおっさんに会わなかったのか?」
「おっさん?会わなかったかな、私は普通に寿命で死んだ。その間に神と名乗るおっさんとは会わなかったよ」
会わなかったか、ではやはり俺とは違うのだな。
「わかりましタ。ありがとうございます」
ではそろそろ帰るか、帰ろうとすると会長がひきとめてきた。
「ちょっと待って、君は不思議に思わないのかい、なぜドラゴンが人間界に来たのか?」
気になるな、少し思い出してみるか
「そういえば、その神と名乗ルおっさんが言っていたのですが、世界を救って欲しいと言っていました。」
「世界を救って欲しいと言っていた?ということは、あれかな人間界が危険ということかな」
「そうだと思います。何か人間界に危険ナものってありましたカ?」
「うーん少し考えてみるか」
早く帰りたいが、仕方ない確かに人間界にドラゴンが送り込まれることは不思議なことだ。しかしわからない、世界を救うにしてもどのように救うのか?謎は深まるばかりだ。
「まー、考えても仕方ないか。今日は帰ろう。カケル君ありがとう楽しかったよ。」そういうと会長は微笑み、嬉しそうに帰っていった。
僕も帰ろう、帰ってごはん食べて、風呂入って寝よう。
ドラゴンが人間界に転生した ひろ @HLB
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