第6話 学校3
「やぁー、カケル君やっと二人きりになれたね」 正直言って会長の行動は読めない。一体何が目的で、何を考えているかは全く検討もつかない。ただひとつだけわかっているのは、こちらの考えは見通しているような感覚を持っている。恐ろしいな 「どうしたんだい、さっきから黙り込んでもしかして緊張しているのかい?大丈夫だよ。君を襲おうとは思っていない。ただ何点か聞きたいことがあるんだ」 襲おうとしないか、物騒な物言いだな、まぁいいこちらも何点か聞きたいことがあったしな 「会長、聞きたいこととは何ですカ?」 「やっと喋ってくれたかカケル君、私は嬉しいよ。そうだなまずは一つめは 君ドラゴンだろ?」 なんだと、なぜ正体がばれた!? いやいやそれよりもなぜドラゴンを知っている? 「ふふふ、やっぱりその反応本物だったんだ。」 どうやら隠しても無駄なようだな。なら仕方ない。 「貴様何ガ目的で?」 「目的?あぁ特にはないよ、ただ君がドラゴンなのかどうなのか気になって聞いたそれだけさ」 「どうやっテ気がついタ?」 「簡単だったよ君と初めて出会ったときオーラを感じた、ドラゴンのオーラをね」 「貴様は何者ダ?」 「私?私かそうだな黙っていても無駄だろうし言うか 私もドラゴンだよ」
衝撃を受けた。なぜ僕以外にドラゴンがいる?しかも人間の姿で!
「いったイ、どういうコトだ?」
すると会長は驚いた顔をした。
「君もしかしてオーラを感じないの?だから気づいていなかったのか。」
「オーラとはなんダ?」
本当にわからない、僕はそんなものだした覚えもない、むしろ普通に生活を送っていたはずだ
すると会長が言った
「オーラっていうのは、ドラゴン特有の匂いが媒体してそれが体にまとわりついたものだよ。まー簡単に言うと匂いだよ。」
はっ?匂い?そんなものでわかるのか?では匂いを嗅いでみるか。何も感じない。
「わからないの?そっかー、まーでも確かに君は独特な匂いを放っていたからな、分かりやすかったのかも」
分かりやすいもあるかこっちは全くわからないんだぞ。いやまてよ、それも重要だがなぜドラゴンが人間界にいるんだ?
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