鬼ヶ原大
鬼ヶ原大/萌え文化私観
※CAUTION
・こちらの注意書きは必ず読んでください。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888092635/episodes/1177354054888097839
・自分が感想を書く時は我が身を顧みません。
・感想は独り言なのでタメ口。作者さんへ送る際は敬語を使います。
・今回の評価の辛さは【辛い】です。
【辛さレベル:甘い・普通・辛い・激辛・無制限】
─────────作品情報─────────
作品名:萌え文化私観
【短編】
作者名(敬称略):鬼ヶ原大
キャッチコピー:五分で読めるキモオタの脳内。
タグ:エッセイ
オタク
─────────あらすじまで読んでの感想─────────
・あらすじは存在しない!
というか、今までで一番変わったやつだこれ!?
小説ではなくエッセイか!
・というか、これ、あらすじの時点で判断しきれないわ。
萌え文化に付いて語るということなんだけど……。
正直、キモオタ辺りからは良い予感がしない。
・と、とりあえず……読むか。
文字数は何と3502文字。
─────────文章全体を見た初印象─────────
・読みやすさを判断する物ではないけど、読みやすい!
─────────本編を読んだ感想─────────
どこまで読んだか:【※補考】
・エヴァ、見てないんだよね。
実のところ、流行りすぎてるものは惹かれない体質で……。
このエヴァのトラウマと書いてるシーンは何となく見てるけど、
ちょっと読み過ぎじゃない?
・というか、現実を見ないほど人生かけてないしな……。
・私がアニメにはまったきっかけ……?
普通に両親がアニメとか漫画好きだったから、その影響でもあるけど。
一番はハガレンかハルヒだよな。
・ここでいうオタクというのは、アニメ・ゲームのオタクのことだよな?
・ううん……どうも、私が口出しできる話題じゃなさそうなんだよな……。
─────────総評─────────
自分評価(★5評価):なし
今回は作品としての評価はいたしません。
物語ではなく、どちらかというと哲学的な話になるので。
哲学に正解などないのです。
それと、今回の萌え文化私観は、どうも私としては納得しきれない物があった。
何を言いたいのかは、何となくわかりました。
でも恐らく、私にはこのエッセイを理解できる資格が足りてないのでしょう。
それでもと思い、ここに感想を書きます。
このエッセイで語られてるのは、萌え文化に対する一種の研究レポート。
2000年代のエヴァ時代のセリフを元に、当時のオタク文化を語ってます。
ここでいうオタクというのは、悪い意味のオタクです。
要は、アニメやゲームばかりしていて、現実を見てない人種。
お金が足りなくなればバイトをするが、
親に縋るかする人たちを言ってるのだと解釈しました。
もう、自分とはこの時点でギクシャクしてます。
自分の2000年代は暗黒期です。
引きこもりにならなかっただけで、学校には行きたくなかった。
アニメとかを見れば安らぎは得られても、それが現実を変えてはくれない。
学生時代に戻りたいという人は多いけど、自分は絶対にいやです。
そんな二次元キャラの一言で傷ついてたら、今の私は居なかったでしょう。
それで、やっと周りが安定しだした時にはもう2010年が過ぎてました。
引きこもるという選択肢は親が認めてくれなかったのです。
うちの両親なら、そのまま扉ぶっ壊して入ってきたに違いない。
まあ、少し話が逸れましたが、自分はまずこの私観に共感できません。
逆に、このエヴァ劇場版の事をトラウマと表現したのにはイラつきすら感じます。
この感想ノートの位置は、まさしくその劇場版と同じ位置にあるからです。
エヴァの作者である庵野秀明さんは、インタビューで確かにこう言いました。
エヴァという作品に逃避するファンへの批判が込められてると。
正しく言葉のとおり、現実を見ろ、と言ったわけです。
なのにこれをトラウマとして受け、今の時代はトラウマなしと言う。
つまり、庵野秀明さんのこの批判は、要らないお節介だったというわけです。
正しく、自分のこの感想ノートと何ら変わりない。
私は作品に対して、一般論を武器で批判します。
これは、オタクに現実を見ろと主張したそれと何ら変わらない。
私たちが生きるのは現実であって、アニメの中では、異世界ではないのです。
それと、2010年の時代はトラウマなしと言いました。
要は、もうオタクにそんなことを言ってくれる作品は居ないという事です。
叱ってくる人が居ない。
つまり、もう
そういう事になります。
私にはこの萌え文化私観が、萌え文化ではなく。
日本で消費文化のメインになってる人たちの闇を書いた物にしか見えません。
私は叱ってくれる人がほしいです。
私の作品を叱ってくれて、行動が間違ってると言ってくれる人がほしい。
前だけを見たいとも思わないし、夢だけを追いたいとも思いません。
前も後ろも見ながら、夢を追いながら現実を生きたい。
そして、人並みの幸せを得て緩やかに老いていきたい。
なので、そんな自分としては今エッセイに対して、こう語るしかありません。
考えすぎ、もしくは読みすぎてはいませんか?
アニメもゲームも、そこで何を感じるかはお客様次第です。
そしてお客様には何もオタクだけが入るのでもありません。
特定の一作を原因として見るよりは、もっと大国的な視線で見ましょう。
文学はどう足掻いても、その時代の雰囲気に影響されちゃいます。
何かが流行るというのは、それを求める人が多いということ。
求めるというのは、それに関係する何かが現実で起こってるからです。
ここ最近の異世界物の流行りも、そこから緩やかにスローライフに流れてるのも。
全ては今の日本の現状が反映された結果になります。
作品一つで時代を代弁するには、少し根拠が足りないのではないでしょうか。
─────────作者さんへ─────────
鬼ヶ原大さんは2016年からの方です。
またしても2年先輩です。
小説は全てが短編で、キャッチコピーしか存在しない。
どちらかというと、エッセイに力を注いでる作者さんのように見えます。
3年目に入る方にしては、フォローしている小説も少ないですね。
それとプロフィール。
……本当に、難しいですね、言葉を送るのが。
今回の萌え文化私観に関しては、
こういう感想になってしまい申し訳ない気分です。
恐らく、これは私が読むべきものでは無いと、最初の時点で気づきました。
ただ、これは小説ではなくエッセイ。
感想を言うには一般論で語るのではなく、私見を語らないといけない。
そもそも、これは点数をつけるようなものでもありません。
なので、いつも言っていることですが、もう一度言います。
今回の自分の感想はあくまでも意見としてのみ受け取ってください。
私は貴方の考えを否定してません、私と考えが違うといったのです。
私は貴方ではありませんので、その考えの全部を理解できないのです。
私がもし、当時のエヴァを見て、庵野秀明さんのコメントを読んでたら。
恐らく、私はその考えに肯定したでしょう。
考えてるのが同じなら、トラウマにはならない。
この感想ノートで自分が否定したのは、この私観の根本のところです。
萌え文化の《も》の字も出てない感想で、その劇場版のショックも受けてない。
その意味では、この感想があなたのトラウマになることは無いかと思います。
否定できる根拠はどこにでもいますからね。
でも、この否定が貴方にとってトラウマになるのなら何時でも言ってください。
私はここで待っていますから。
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