文字餓鬼の感想ノート

天神シズク

天神シズク／八月を突破せよ

※CAUTION

・こちらの注意書きは必ず読んでください。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888092635/episodes/1177354054888097839

・自分が感想を書く時は我が身を顧みません。

・感想は独り言なのでタメ口。作者さんへ送る際は敬語を使います。

・今回の評価の辛さは【普通】です。

【辛さレベル：甘い・普通・辛い・激辛・無制限】

─────────作品情報─────────

作品名：八月を突破せよ

作者名（敬称略）：天神シズク

キャッチコピー：彼らは、人知れず戦う。 八月を終わらせる為に。

タグ：ライトノベル

　　　バトル

　　　8月

─────────あらすじまで読んでの感想─────────

・もしかして、今までの作品の中で一番情報量が少ないんじゃない？

・あらすじも凄く短い…【8月136日】か。

・終わらない８月か……どっかで聞いたな。

　内容は全然違うだろうけど、この既視感……。

　俺の宿題はまだ＜

・でも、バトル物……らしい。

　正直キャッチコピーとタグがなかったら全然気づかないレベル。

　とりあえず、ストーリーは全然読めない。

─────────文章全体を見た初印象─────────

・綺麗やないかい！

・かつ短い！１話で１０００文字いかないんじゃない？

─────────本編を読んだ感想─────────

どこまで読んだか：【第36話 夢幻の八月・後】

・８月１３６日…大体、１２月５日か６日ぐらいか？

　にしては、まだ夏休みという設定か。

　本当に終わらない夏休み設定？

・?托ｼ包ｼ日…は、何の意味もないよね？

　別にアスキーコードとかに変換して確認しなくてもいいよね？

・それはそうと、会話メインで進んでいくな。

　まあ、とにかく読みやすい。

　１話の文字数も少ないから、サクサクと読めるし。

・そういや、実際に会って話してるのに相変わらず括弧が二重かぎ括弧なのは……

　まあ、意味があるのだろう、ミスな気はしない。

・うん、だと思った。

　原理は全然読めないけど、そうなったらそうなるだろうと。

・ただ、７話まで見てるのに物語が進んでる感が全然しないのは、少しアレだな。

・【※個人の意見です。】

　うへー嫌いなやつや。無くても大丈夫だって！

・１６話と１７話でいきなり女性の口癖がえらく変わったな……。

・名前が…いちいち覚えにくい。

・やっと全貌は把握された……で、ここはどこだ、３６話か。

　文字数としてはどんな感じになるんだ、これ？

　だいたい、１話が４００から長いのは９００まで。

　真ん中取って６５０文字として、３６で掛け算すれば……２３４００字。

・文字数としては、そんな長くないんだけど……。

　凄く、疲れた……。

　追加で言うと、やっぱりどこかあの作品と被ってるようにも見える。

─────────総評─────────

自分評価（★５評価）：★★★☆☆

　基本的なところで守られてないところはなかったのですが、

　単純にストーリーの構成から凄く疲れました。

　何かあるのはわかってるし、早く教えてほしいのに、

　話数が多く文字数が少ない所為でしょうか。

　３６話というのがあまりにも遠くに感じました。

　ドキドキしてたのは５話まででしたね。

　日常パートで友人との関係を説明したいというのは伝わってましたが、

　水面下では謎の事態が起こってるのに何もやらない主人公。

　それにイライラしたところもあります。

　いざ何か始まるのかと思いきや、また日常パート。

　事件は進んでるのに主人公は慌てながらも自分から動こうとはしない。

　実際に物語が進んだのは、３６話の中で半分くらいしか無いように思えます。

　そして、説明一つに１話が飛ぶ。

　折角、真実にたどり付いたのにあっという間に次話へ動かさないといけない。

　この１０００文字にも満たない文字数が、逆に仇になってる気がしました。

　それと、会話が多くなって折角の改行も意味を成さなくなってましたね。

　主人公の思考が少なく、会話が殆どを占めてます。

　どうってことのない会話ならこれでも良いかもですが、大事な情報です。

　読者は情報を整理したいのに、その時間を物語では与えてくれない。

　次の話に行く前に整理しながら読んでたら、また違うかもしれませんが……。

　はい、どちらにしろ脳が無性に疲れました。

　それともう一つ。

　これは気になってることと言い換えても良いのですが、

　どうも終わらない８月で悪名高い、あの物語が思い出されるんですよね。

　現実世界には直接的な影響はない、裏の世界。

　そこに出てくる怪物、放って置いたら世界が破壊される。

　また、その行動と連携して世界規模の認識改変も行われる。

　その異変を感知できる資格のある人間がその怪物と戦う。

　本当に、どこかの超能力者が思い浮かびます。

　あの作品ではこちらの話はほぼオマケのようなものでしたが、

　これはそのオマケ設定に視点を合わせた作品。

　最後辺りで原因がとある女の子と言われても驚かない自信があります。

　それで★３を入れました。

　最初は凄く良かったんですが……、進むほど疲れる物語でした。

─────────作者さんへ─────────

　天神さんは、感想ノート初期の頃から今まで、

　ずっと応援してくださった方です。

　本当に頭があがらない。

　カクヨムに入られたのは何と２０１８年７月。

　自分が２０１８年８月なので、ほぼ同期ですね。

　活字の物語を読むことも書くこともほとんどしたことがないと書かれてます。

　――本当に？

　文章だけ見たら凄く綺麗な文章だったので、ちょっとびっくりしました。

　既に何度も小説を書いてらっしゃるのではと思ったんですよ。

　１話が長いと読む気がなくなる……。

　いや、Webは大概そうですが、流石に短すぎやしませんか。

　３０００字くらいを目当てにして書いてみません？

　もちろん、あくまでも提案です。

　物語がほぼ全部、完結済みというのも個人的には好感度アップです。

　文章に関しても申し分ない。

　なら、残るはストーリーの構成だけですね。

　ここだけクリアされれば、凄く良くなると思います。

　後は、文字数。

　３０００字から５０００字を目当てに書く。

　或いは短めの文章を逆手に取って、短くないと出来ない表現法を考えるかですね。

　そこの選択は天神さんにお任せします。

　ストーリー構成で一番大事なのは読者の期待を満たすこと。

　そして、次の物語に対して興味を持たせることにあります。

　両方とも大事ですが、一番は前者でしょう。

　自分は待ち時間なく、今作を読みました。

　なので多少はその辺りの問題よりは別の問題が頭を上げてますが、

　実際にこの物語を初期から読んだ人なら、どうでしょうか。

　１日２話ずつ更新されて、文字数としては大体１５００字。

　１話から初めて５話まで、緊張感は高まっていく。

　何時になれば本当の物語が始まるのだろうとドキドキします。

　次の７、８話。

　大した物語ではないのでがっかりします。

　９、１０話で話が進めそうだったのに、

　１１、１２話で主人公の状況は何も進まず、逆に悪化します。

　１３、１４話やっと何か話されるかと思いきや、次回のお楽しみに。

　１５、１６話ではようやく何かしらの説明が出る。

　ここまで来ても、全貌が明かされるにはまた何話か進めないといけません。

　要はもどかしいんですよね、この状況が。

　私だったら、この時点でズルズル伸ばすなと思って切ってたかもしれません。

　先ずは構成力を付けてみましょう。

　この場合、逆にテンプレに沿ってみるのも良いかもしれません。

　或いは好きな書籍化作品のストーリー構成を分解してみるのも面白いでしょう。

　あと、物語があらすじの時点で何も浮かばなかったので、

　タグ周りは突っ込むにも突っ込めなかったのですが……。

　少しは気にしてみましょう。

　そうですね、今作だったらとりあえず、ミステリーは入れるのでは？

　文字数のことをタグに入れてみるのも手でしょう。

　こんな感じですかね。

　改めて天神さん、今までありがとうございました。

　これからもよろしくお願いします！