ぼーーっと生きています!!

@kurumi120

第1話 サイン色紙

昨年、某プロ野球選手のサイン色紙が当たった。


今まで抽選で賞品が当たったことがなかった私は、その年の運を、いや10年分くらいの運を、すべて使い果たしたのではないかと思うくらいの喜びと驚きでいっぱいだった。


数日後、太い黒マジックでその選手の名前と背番号が書かれた色紙が一枚、手元に届いた。




ふと思った。


「目の前で書かれたわけでないし、スタッフの人が書いていても分からないよな…」


もちろん本人が書いたのだろうけど、同じ一枚の色紙でも持っている人の心持ちで宝物に思えたり、ただの色紙に思えたり……不思議だなと思う。





そして、いま、ふと思った。


この小説サイトに有名作家が名前を伏せて書き込んだら、果たして何人が「この作家が書く小説は面白い!」と感じるのだろうと。



実際あったら面白いのになぁ。




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