創作でエロやセクシャルは今やありふれたものかもしれません。
「もっと過激な表現をしないと注目されないかも」
「センシティブな描写を多くしないと評価されないで埋もれてしまうかも」
書いていて、そんな風に迷ってしまいがちな創作の世界。
しかしここで作者の方は快刀乱麻を断つかのようにはっきりとこう言います。
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でも、できることなら
その表現をせずに面白くしてほしいというのが本音です。
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反骨精神。
当然作者の方はそういった表現そのものを否定していません。
でもきっと「それに安易に頼らないでも面白いものは作れるぞ」と言っているのではないか。
そんな風に創作をする人の背中を押している、とも思えてしまいます。
『ちょっとでも危険だと思うことはやらない』
そんな風な、創作する人に鋭い問いを投げかけているエッセイです。
ちなみにこれが書かれているのは112話の「小説におけるオトナ描写について」。
ぜひ「内容を過激にしないと受けないかも」と悩むことがあったら、お読みください。
そうしない方がいい納得のいく理由が、ほかにも書いてあります。