0-15.『咲いた花、そして空の鳥へ捧ぐ物語』について
・世界観
ジャンルはハイ・ファンタジーのようだが、テーマは魔術ではなく「革命」。魔術に関する設定は血縁関係、または家柄の比喩か。
近世~近代にかけてのフランスがモデル。
・構成
複数の作者によるリレー形式。なお、まとめて編集し、ヨーロッパ各地の伝承を書き加えた人物も存在する。
また、版により大きくストーリー展開が異なる。
・物語の登場人物
レヴィ・ストゥリビア
炎を操る魔術師として描かれている。飄々として掴みどころのない王の側近。モーゼ、ノアとも名乗る。
モデルの人物は不明。旅芸人説あり。
ハーリス・フェニメリル
フェニメリルの国王。幼い精神状態のまま傀儡として利用されている。
産業革命に乗じて出版史に名を残したルイ=フランソワ・フィリップ(地方領地の領主経験あり)がモデルとされる。
ルマンダ・アンドレータ
レヴィと同じく王の側近。冷酷かつ苛烈な性格だが、優しく穏やかな一面も垣間見せる。氷の魔術を使う。
モデルは執筆者の1人、ラルフ・アンドレアとされる。
カーク・パロマリタ
王の側近。振り回されやすく、苦労が耐えない青年として描かれる。
モデルは翻訳者の1人、アルマン・ベルナールドと推察されている。
ザクス・イーグロウ
独立国家ヴリホックの兵卒。乱暴かつ短気な人物。
後天的に魔術を付与するまでもなく力が強いとの描写あり。
モデルは不明だが、出身地はイタリア付近と推測されている。
ジャン・コルヴォ
独立国家ヴリホックの兵卒。平凡な青年だが、謎めいた様子を描写されている。
モデルは諸説あり。
スナルダ→王の側近?
ホークニウム→旅芸人?
同一人物の可能性あり。
童謡作家セルジュ・グリューベルの経歴と類似する箇所も。※アルマン・ベルナールド版では矛盾する。
(ロバート・ハリス修士生による、文学と歴史の相互考察論小レポートより抜粋)
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