戦国物における王道中の王道、織田信長が主人公の歴史小説です。
他のレビュワーの方も触れられていますが、最大の特徴は何と言っても信長とそれを取り巻く人々や時代背景に関する記述の詳細さ。
このレビューを書いている時点で、物語は120話を超え、50万字まで達しようとしているのですが、まだ父親の織田信秀が存命しており、斎藤道三も元気に活躍中。
文庫本五冊分を費やしても尚、信長は織田家の当主には就いておらず、それどころか少年時代すら脱していません。
不勉強なのでひょっとしたらもっと詳しく書かれた作品もあるかもしれないですが、私はこれ以上深く掘り下げられた信長の物語に触れたことがありません……。
まさしく文字数制限がないWeb小説だからこそ実現した大河歴史小説。
戦国歴史ファンの方は、是非ご一読を!
まだ途中ですが。
学生時代に歴史が苦手でした。ひたすら暗記する謎の語呂合わせに、非常に多い歴史上の偉業をなした人物。
覚えきれませんでした。
でも、彼の名前は知っています。
織田信長。私の記憶では、気むずかしくて茶道に長けていて、本能寺で裏切られて死んだお方。そんな印象を受けました。
前置きが長くなりましたが、こちらの作品では、歴史が苦手な私でも、ストーリーにのめり込むことができました。なるほど、そういう少年時代を得て、織田信長になったのだろうとわかります。
歴史としても、しっかり学ばせてもらっております。
ぜひ、彼の成長を幼少時から見守ってみませんか?