檀韶2  縁故人事    

417年、やらかして免職された。

とは言え劉裕りゅうゆうが即位すると、

それまでの功績から封爵は加増。


檀韶だんしょうはひどいアル中で、

統治先でも大した功績はなかった。

ただ彼の一門がクーデター以来

劉裕に力を尽くしてき、

中でも檀道済だんどうさいの功績が抜群であったから、

劉裕は檀韶を重用するのだった。


421年、京口で死亡。56歳。

彼の封爵地は、子の檀緒だんしょが継いだ。




義熙十二年,有罪,免官。高祖受命,以佐命功,增八百戶。韶嗜酒貪橫,所蒞無績,上嘉其合門從義,弟道濟又有大功,故特見寵授。永初二年,卒於京邑,時年五十六。追贈安南將軍,加散騎常侍。子緒嗣。


義熙十二年、罪有り、免官さる。高祖の命を受くるに、佐命の功を以て八百戶を增やさる。韶は酒を嗜みたること貪橫にして、蒞めたる所に績無かれど、上は其の合門の義に從い,弟の道濟に又た大功有りたるを嘉し、故に特に寵を授かる。永初二年、京邑にて卒す、時に年五十六。安南將軍、加散騎常侍を追贈さる。子の緒が嗣ぐ。(宋書45-17_簡傲)




なんだこいつ(なんだこいつ)


こういうのみてると沈約さん、「高平檀氏のうち檀道済、あいつはしゃあない。なにせ実際やべーからな。だが檀韶、テメーはだめだ」感むき出しにし過ぎで楽しい。必要以上に疑っても仕方ないけど、なんとなく沈約さん、お前……(ほっ☆こり)案件に見えてきた。

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