劉裕67 劉裕倒れる   

劉裕りゅうゆうが倒れた。


この事態を受け、

劉道憐りゅうどうれん徐羨之じょせんし傅亮ふりょう謝晦しゃかい檀道済だんどうさい

揃って医者とともに劉裕の病室に侍った。


群臣は病の快癒を

神々に祈りたいと申し出たが、

劉裕はこれを却下。


ただし、すでに謝方明しゃほうめいには祖廟に

自分が病に倒れたことを報告させていた。


やがて劉裕が回復すると、

大赦が発布された。




上不豫。太尉長沙王道憐、司空徐羨之、尚書僕射傅亮、領軍將軍謝晦、護軍將軍檀道濟並入侍醫藥。羣臣請祈禱神祇,上不許,唯使侍中謝方明以疾告廟而巳。上疾瘳,大赦天下。


上は不豫す。太尉の長沙王道憐、司空の徐羨之、尚書僕射の傅亮、領軍將軍の謝晦、護軍將軍の檀道濟は並べて入りて醫藥を侍す。羣臣は神祇への祈禱を請うも、上は許さずも、唯だ侍中の謝方明をして以て疾したるを廟に告がしめたるのみ。上の疾瘳せるに、天下に大赦す。

(宋書3-4_衰亡)




ここで名前の出てくる劉道憐以外の四名は劉裕に劉義符りゅうぎふの補佐を託されている。弟と、桓玄打倒時代からの副官たち、それから陳郡謝氏と言うラインナップ。ここに琅邪王氏が噛んでいないのが逆に怖い。

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