劉裕14 クーデター謀議1
再び
そこには、
会稽にまで到着すると、
何無忌は劉裕に言う。
「ここで挙兵するべきじゃないか?」
すると劉裕は答える。
「桓玄は未だ簒奪の意図を
むき出しにはしていない。
加えて、会稽では遠すぎる。
この状態では、挙兵したところで
リスクが大きすぎるだろう。
奴が簒奪の意図を明確にしたところで、
そうすれば、きっと成功するだろう」
高祖東征盧循,何無忌隨至山陰,勸於會稽舉義。高祖以為玄未據極位,且會稽遙遠,事濟為難,俟其篡逆事著,徐於京口圖之,不憂不剋。
高祖の東に盧循を征せるに、何無忌は隨いて山陰に至り、會稽にて舉義せんことを勸む。高祖は玄の未だ極位に據したるを為さざること、且つ會稽の遙遠なることを以て、事の濟みたるに難を為し、其の篡逆の事の著らかなるを俟ち、徐ろに京口にて之を圖りたれば、剋さざるに憂えずとす。
(宋書1-14_識鑒)
ここで言う劉裕の提案は、
会稽人、
劉裕の若い頃については、
この建国伝説がどんだけ
確かなものかはさておき、
とんでもない家柄と
人脈があったことは間違いがありません。
何なんだろうねこの人のオーラ……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます