夜は花火大会で!
その後、3人はヴィスコット特製スープパスタに、厚切りベーコン、ホットサンドで焼いた肉まんに、デザートに身延まんじゅうと、かの作品中で紹介されたグルメを堪能し、その後で焼きマシュマロを、さっき湯煎したチョコレートを塗ったビスケットに挟んで、食後のオヤツとした。
後は横田基地のオタク仲間から借りた、お勧めアニメのDVDを全話一気見する予定だが、今宵は趣向を変えて花火大会をすることにしている。
エドワーズはレンタカーのトランクから、花火を入れたバッグを取り出した。
「重いだろ? 手伝おうか?」
「いえ、この程度、問題ありません。すぐに始めましょう…………………む?」
「これは…………」
エドワーズもコルサコフも、さすがは現役の兵士。辺りに広がる殺気を感じ取り、視線を巡らした。
その殺気は、さっき生首が逃げて行った方角、別荘裏の丘の方から漂ってきている。見れば、さっき逃げて行った生首と、そしてその隣には、
「鎧武者とかいうヤツだな。しかし…………」
「ええ、骸骨の武者とは、いかにも、といった感じですね」
そこには戦いの傷が無数に残る、ボロボロの鎧を纏った骸骨のバケモノがいた。腰にはやはり拵えの傷んだ太刀を下げ、全身に無数の弓矢も刺さっている。そしてそのバケモノの背後には、同じような雰囲気の落ち武者のバケモノが数体控えていた。中にはまだ皮膚の残った者もいて、頭部から血の滴る者、目玉が飛び出している者、腕がもげて骨が飛び出している者もいた。その様はどちらかと言えばゾンビに見えなくもない。当然、こちらも某7人組ローカルゾンビアイドルのような可愛らしさはない。
「なるほど。来る途中のガソリンスタンドの店員が、この辺りは妖怪が出るから気をつけろと言ったのは、このことだったようだな」
と、コルサコフが今更気づいたように言った。
「お前達か、ふざけた旅行者というのは?」
骸骨ゆえに声帯がないはずなのに、低く、殺気と怒気のこもった声が空気を震わす。耳ではなく直接心か頭の中に届くようなその声は、普通の人間ならそれだけで気を失ってしまいそうほどに、何やら不思議で霊的な力が感じられた。
しかし、やはり2人はその霊力には無反応。
そして鎧武者の気配を感じてか、ヴィスコットも表に出てきて、
「おお、ようやく親玉の登場か?」
と、こちらも怖がるでもなく、呑気なコトを言っている。
「愚か者どもめ、笑ってられるのも今のうち……………って、おーい、聞いてるか〜っ!」
見れば、3人は鎧武者達バケモノの抗議の声を背に、円陣を組んで何やら話し込んでいる。
離れた場所にいる鎧武者にも生首にも、その会話の内容はよく聞こえなかったが、どうやら鎧武者の姿について何か言っているようで、かろうじて「ブルッ○」とか「アイ○ズ様」という単語は聞き取れた。
そんなヴィスコット達の反応に、
「ええ〜い、何と非常識な旅行者だ?」
「ね、ね、言った通りでしょ! ホントハラ立つ連中でしょ。 でも私、立つ腹ないんですけど」
憤慨する鎧武者に、生首も同意を求めるように言った後で「ヨホホ」と笑いかけたが、気まずくてやめた。
「長年、この山でバケモノやってる我らに対し、ウソでも驚いたフリさえしないとは………………」
「そう言うの、何故か悲しいのでやめてください」
「と、とにかく、我らとしてもバケモノとしての誇りと名誉がある(骨の頬部分がちょっと赤面)。我らが怒り、その身を、命を持って知るがいいっ!」
と、鎧武者は抜刀した。
さすがは生前は侍だけあってか、骸骨と化して朽ちたその身体とは対比し、武士の魂であるその刀の刀身はよく手入れされ、月明かり反射して妖しく輝いている。
しかし、その刀を見るや、ヴィスコットの目も輝いた。
それも相手の刀のように妖しく、ではなく、それこそビームでも発射しそうなほどに。
「おおおお、そ、その刀はぁぁぁっ!」
驚嘆の声を上げ、ヴィスコットは鎧武者の妖気を蹴散らして一気に詰め寄った。そしてガンマンの早撃ちのごとく早業で、一瞬にして鎧武者の手から刀を奪い取るや、その刀身をマジマジと見つめた。刀身に直接触れぬよう、上着の袖を峰側に添え、斜めから眺める。かなり手慣れた手つきは、本職の刀剣商さながらである。
「ちょ、わ、儂の刀をっ! 返せっ(焦)」
「ふむ、反りはやや深い。小板目肌に波紋は互の目か。よく見れば金筋に砂流しも見えるぞ。いつ頃の作だ?」
ヴィスコットは先祖代々軍人の家系であり、当人も軍人として、武器類には目がない。特に刀剣に関しては父親の影響を受け、洋の東西を問わず多くの剣を所持している。もちろん、日本刀は一番の大好物だ。
彼が日本刀の素晴らしさを知ったのは15歳の時だった。
元々ヴィスコット家には、彼の父親が太平洋戦争からの帰国時に、お土産代りとして持ち帰って来た赤羽刀があったのである。
赤羽刀とは、戦後GHQによって接収された刀のことで、ヴィスコットの父はその刀の価値が分からないまま、珍しいからと長年大事に保管していたのだが、ある日、博物館職員の知人が訪れた際、その刀を見せたところ、その職員は「も、もしやコレは………………」と顔を青ざめさせ、持つ手をガクガク震わせた。
緊張しながら目釘を抜いて柄を拳で数回叩く。
「む、村正ぁぁぁぁっ!」
絶叫し、その後、妖刀に魅入られたような狂気の表情で「売ってくれ」と、数日間もの間、ヴィスコット家に押しかけて来たのである。
ヴィスコット本人も、村正の妖気の影響か、日本刀の魅力は前々から感じていた。それだけに、この刀の価値を知って以来、さらに刀を愛好するようになった強者で、ゲームキャラに魅せらた、にわかマニアの刀剣女子とは年季が違う。
ちなみに、村正は本当は妖刀ではありません。
アレはただの創作です。
さて、骸骨鎧武者から刀を奪い取ったヴィスコットは、
「素晴らしいっ! 見たところかなりの年代物のようだが、ちゃんと手入れされている。茎を見ないと銘を確認できないが、かなりの名品のようだな?」
言って骸骨武者の方をチラリと見た。
「わ、分かるか? む、むふふふ……………………」
愛刀を褒められ、骸骨は照れ笑いをするが、骸骨ゆえに嬉しそうな表情は読み取れない。
「その刀はだな……………………」
と、刀の説明をしようとしたところで、
「ところで貴様ら、誰の許可を得てこの土地に踏み入った?」
「へ?」
思いもしない問いかえしに、骸骨は間の抜けた声を上げる。
「我らはこの別荘のオーナーから許可を得て宿泊している。しかし他の者が別荘の私有地に入る話は聞いていないが?」
「い、いや、儂ら地元の妖怪は昔からこの辺りで………………………………」
「つまり不法侵入、という訳だな?」
「え、いや、な、何を?????」
「曹長っ!」
「はっ!」
エドワーズが直立姿勢で敬礼し、答える。
「この国では、不法侵入に対する対処法はどうなっている?」
「不法侵入に対しては知りませんが、領海侵犯の場合は警告の後、放水銃による威嚇と聞いています」
「水鉄砲だと? 緩いっ! 我らが犯罪者に対する正しい対処を示す必要があるな」
ヴィスコットは、ちょっと憤慨したような顔でエドワーズ達の方に戻ると、
「少し早いが、花火大会を始めるぞ」
『Yes,sir !』
了解とばかり、満面の笑みでビシッと敬礼するエドワーズとコルサコフ。
一方、骸骨武者は慌てふためき、
「わ、儂の刀を返せぇーっ!」
と、走り寄ってくるが、
ドォン、ドォン!!
コルサコフの357マグナムが、その足元を吹き飛ばす。
「そこから先は立入禁止だ」
「………………」
骸骨武者としては、銃刀法違反しといて、不法侵入とか言われたくないところだろうが、種子島銃を遥かに凌ぐマグナムリボルバーの破壊力に言葉が出ない。
一方、拳銃で威嚇するコルサコフの後ろで、エドワーズは例の花火セットが入っているバッグを開けた。中にはこちらに来る途中、コンビニで買った花火セットが入っている。大男の軍人には似付かわしくない、かわいらしい浴衣を着た少女の絵が描かれた袋に、線香花火や色とりどりの手持ち花火が入っている。エドワーズはその花火セットを取り出し…………………、
「ふむ」
傍らに置いて、その下にあるアメリカから持ってきた別の花火を取り出した。
「いつ見ても美しい」
一瞬、それは大量の金貨のように見えた。
キラキラと美しく眩い7.62ミリ弾を、ベルト状に束ねられた弾帯が金色に輝く。他にも223レミントンから比較的ポピュラーな9ミリ弾等々の弾丸がジャラリと気持ちいい金属音を鳴らす。その中、バレットM82対物狙撃銃の巨大な12.7ミリ弾が一際目立っていた。
「総長、その弾帯をくれ」
見れば、ヴィスコットは右手にM60機関銃、左手には6本の銃身が円柱状に並んだ、小型のガトリング砲のような通称「ミニガン」と呼ばれるM134を持っている。
「ああーっ、いいなぁ将軍。じゃあオレは…………」
コルサコフは車の後部座席から、ブローニングM1919重機関銃を手にし、エドワーズは私物のバレットに、一撃で自動車をも大破できそうな弾を、弁当箱のようなマガジンに装填した。そしてそれぞれH&K-MP5やUZIサブマシンガン、何故かピンクに塗装されたFN-P90を背負い、腰のホルスターに愛用の拳銃がぶら下げている。中でもヴィスコットは左右二丁拳銃で、世界最強のリボルバーS&W-M500と、同じく世界最強の自動拳銃、デザートイーグル50AE、そしていかにも将軍、っぽい雰囲気漂う金メッキに細かい彫刻が施されたコルトガバメントが、ショルダーホルスターの中で光っていた。
その異様な雰囲気に、骸骨武者は今まで自分達が怖がらせていた他の旅行者のような恐怖を感じていた。
あの生首も妖怪のくせに脂汗をダラダラ流している。
「では、花火大会を始めるっ!」
『Yes,sir !』
再びコルサコフとエドワーズが答え、一斉に妖怪達の方に銃口を向けた。
「っ!!」
さすがにやばいと、骸骨武者は逃げ出し、今までセリフも出番もなかったゾンビ風武者達も、ゾンビとは思えないような早さで駆け出した。
それを追うように、
ズドドドドドッ、ドンッ、ドンッ、ドンッ、ガガガガガガガガッ、バンッ、バンッ、バンッ、バンッ、
まるで深夜の道路工事のような銃声が、静かな平原一帯に響き渡る。暗闇の中を走る銃弾による無数の光の筋は、あたかもギリシャはキオス島のロケット花火祭りのようであった。
数分間もの銃撃。使われた弾丸の数は数千発に及ぶ。もしかしたら1万発くらい撃ったかもしれない。そのため、あたりには硝煙の匂いが立ち込めている。
その懐かしい匂いに、戦場を思い出しながら、
「こういったのも悪くない」
と、今度はコンビニで買った、一般的な花火に火をつけた。
ごついおっさん軍人3人が、輪になって線香花火を興じる様は、傍目には異様に見えたかもしれない。
やはり彼らには銃をぶっ放す姿の方が似合っているが、今はそのことをどうこう言うような者はいなかった。
いや、何かがヨタヨタと、彼らの方に近付く影がある。彼らと関わり、最初の被害者となった例の生首だ。
「お、おお〜い…………………」
憔悴しきった声で話しかける。
数発の弾丸が命中したのか、穴が幾つか空いていた。
「おお、威嚇のつもりで外して撃ったが、当たってたか? すまんすまん」
と、少しもすまなさそうな風もなく、ヴィスコットは言った。
生首は面白くなさそうに問い返す。
「何故だ。何故怖がらない? お前らの国だってお化けの話や伝説とか、怪談とかあるだろ? アメリカはホラー映画の本場だろ? 普通、バケモノを怖がるだろ?」
問われたエドワーズ達ではあるが、むしろ困惑顔だ。
「いや、そう言われてもな」
「うん、バケモノってそんな怖いものか?」
「イヤイヤイヤ、怖いだろ、今まで俺ら見て怖がらなかった旅行者なんて一度も見たことないぞ?」
ピョンピョン跳ねて講義の声を上げる生首。
しかし、エドワーズとコルサコフは小首を傾げ、
「いや、身体に爆弾巻きつけて突進してくるテロリストの方が怖いぞ」
「細菌兵器も見えないだけに怖いな。 あと、戦地で敵のスナイパーの存在も恐ろしい」
と、両者は中東での実体験を思い出し身震いさせた。
そして最後に、階級ゆえに最前線には無縁であろうハズのヴィスコットも、
「親父から聞いたのだが、太平洋戦争のとき、日本軍のカミカゼアタックの話の方が怖いな」
と、我が事のようにしみじみ語った。
そう、戦争の方がどんな怪物よりも恐ろしいコトを、彼らは身をもって知っているのだ。
生首はしばし呆然と彼らを眺め、
「ダ、ダメだこいつら…………………」
驚かすコトを諦め、丘をゴロゴロ転がって去って行った。
「ところで将軍、ソレはいいのですか?」
「む?」
花火を終え、後始末をしようとしたところで、エドワーズがヴィスコットの手元を指して聞いた。
彼の手にはさっきの骸骨鎧武者から奪い取った刀が、握られたままだったのである。
「おお、すっかり、返すのを忘れていた」
「どうします? ここに置いていきますか?」
「うう〜む、しかしなぁ〜、連中は長年悪さをしていた妖怪だからなぁ。………………、う〜ん…………」
しばし考えた末、ヴィスコットの出した答えは、
「まあ、戦利品、ということでもらっておこう」
近くを見ると、さっきの銃撃で鎧武者が落としたのだろう、その刀の鞘も転がっている。ヴィスコットはその鞘に刀を収め、ちょっと気まずそうに、
「さあ、最後のイベントだ。部屋に戻れ戻れっ!」
と、2人を別荘の中に促した。
「あっ、そうでした」
「借りたDVDを見ないと!」
一同は
その作品は全13話のテレビシリーズで、内容は女子高生4人が南極観測隊のレポートをするという内容だった。
設定を聞いて、最初は内容を期待できなかったのだが、すぐにそれは思い違いであると気づいた。予想をはるかに超える面白さに爆笑の連続、それでありながら12話のラストでは、おっさん軍人3人を号泣させるほどの名作だったのである。
感動のあまり3人は、身動きが取れず、気がつけばすでに朝日が登りかけていた。
高速道路を走る帰りの車の中、一晩DVD鑑賞で眠れず、感動で目を腫らしたままの3人は、ずっと沈黙したままだった。
下手に昨夜見たDVDの内容を語り出したら、また泣いてしまいそうな気がしたのである。おかげで予定していた光前寺参りをも、失念してしまっていたほどに。
落ち着いたら、今度は南極に聖地巡礼を、とも思ったが、生憎、昭和基地にコネがなかったので、断念した。
他に何か話題はないかと考えていると、
「そういえば、横須賀に同期が艦長しているイージスが入港してたな。座標知らせてヤツにも花火を撃たせればよかった」
「いや将軍。さすがに同盟国内にトマホーク打ち込むのは、問題があると思いますが?」
「う〜む、この国の政府は器が小さいなぁ。ちょっとぐらい、いいじゃないか?」
後部座席で憮然とするヴィスコット。
ドライバーのエドワーズは黙したままだが、助手席のコルサコフが、あることに気付いて振り帰った。
「そ、それより見てください将軍。地図見てて気付いたんですが、今までいた長野県の隣は岐阜県ですよ」
「何っ、本当か? では航空自衛隊岐阜基地も?」
「そのハズです」
「オ…………OTF……マソ◯ン!!」
「ただ、高速道路では東京都と反対方向のため、行くと帰りの便に間に合いません」
「うむむむ、仕方ない。次回の聖地巡礼は岐阜県に行くぞ。航空自衛隊への連絡先を調べておけ!」
『Yes,sir !』
一同は気を取り直し、再び帰路についた。
東京では帰りの飛行機の時間まで少し間があったので、都内の刀剣商に骸骨武者から接収した刀を持ち込んだ。
いい作のようなので、価値を知りたかったのだが、鑑定しようとした刀剣商は、その刀を見た途端、いつぞやの博物館職員のように「ま、まさかコレは?」と顔を青ざめさせ、持つ手をガクガク震わせた。
茎を見、刀身をマジマジと観察した結果、
「こ、これは間違いなく
刀剣商は声音を震わせた。
「将軍、珍しい作なのですか?」
「ふむ、私も噂しか聞いたことがないな。確か天下三作とか何とか…………」
ヴィスコット達の会話に、刀剣商は関心し、
「か、海外の方なのによくご存知で。天下三作とは三名工『相州正宗』『粟田口吉光』『越中郷義弘』の作のことです。つまりこの刀は正宗作と同格ということ」
「?」
刀剣知識のないエドワーズとコルサコフには、正宗がいかにビッグネームなのかが分からない。そんな彼らの様子に気づいて、
「いえ、つまり国宝級で博物館でしか見れないような代物ということです」
「ほ、ほほう、それはスゴい」
この刀の素晴らしさを改めて知り、2人は感嘆の声をあげた。
「特に義弘の作は滅多に世に出ず、我ら刀剣関係者の間では、その珍しさに『郷とお化けは見たことがない』、という言葉まであるほどですよ」
「まあ、持っていたヤツがお化けだったからなぁ」
「は?」
「いや、何でもない。で、この刀の価値はいかほどかな?」
「こんなものでいかがでしょうか?」
刀剣商は電卓に金額を表示させ見せた。
その額を見て3人は、
「っ!!」
予想をはるかに超える金額であったために声を詰まらせ、粗末に扱い持ってたことに対し、妖怪を見ても平然としてにも関わらず、今更ながら驚いて顔を青ざめさせた。そして、とんでもないモノを手に入れてしまった事実に、どうしたものかと困惑し、
『将軍っ!!』
「う、うむむ、仕方ないな。で、では買い取ってもらおう」
結局、手放して見なかったコトにしようと思った。
「有難うございます。では早速……………」
手渡された小切手には、電卓に表記された額に、多少色を付けた金額が記されていた。
「…………………………」
得したような、それでいて何か気まづいような、複雑な心境のヴィスコット達。
とはいえ、しばらくは豪勢な聖地巡礼が数回できるだけの資金を手に入れ、3人は今回の旅に満足して帰国した。
一方、例の別荘近辺では、今回の出来事以来、妖怪騒ぎは起きなくなったという。
(完)
オタク達のサマーキャンプ 京正載 @SW650
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます