第2章:絶望に抗う者、その名は――

 誰もが絶望に打ち震えてた。

 出立当初、あれほど自信に満ち溢れていたシャーロットは俯いている。回収したロキも押し黙り、嘲笑うかのような表情が消えていた。

 ギゾーは何も語らない。ゼンも――

『相棒。無意味だ』

「魔を断つ剣と魔を穿つ槍で!」

『出すってんなら、俺ァ道具だ。断りはしねえぜ』

 ゼンは集中する。絶望的な状況、馬鹿な自分にはどんな手も見つからない。ならばせめて他のメンバーは逃がす。自分の命を使って、ほんのわずかでも、たとえ可能性がないとしても、そうするしか手はないように思えたのだ。

 それは――

「葛城 善。それは勇気じゃねえ」

 ゴン、とゼンに拳骨を叩き込むシュウ。

 この男だけは真っ直ぐと前を向いていた。

「シュウ!」

「七つ牙を出して勝てる相手か? そもそも今のお前が当てられる相手か? 奴に手札が増えた以上、当てる難易度は跳ね上がってる。出来もしないことを博打でやってみるのは勇気じゃない。ただの無謀、諦めだぜ」

 シュウの言葉にゼンは何も言えなくなる。その通りでしかない。そんなことはわかっている。でも、仕方がないのだ。

 もうこの局面では、何も手がないのだから。

「スーパースタァも元気ねえなあ。そんなんじゃよ、死んだみずきちが浮かばれねえぞ。あいつには未来が見えていた。だから、あの不自然な一歩で立ち位置を調整したんだ。ルキフグスがわざわざみずきちを狙うわけがないからな」

「……そ、んな、じゃあ、みずきは」

「あいつに殺されたんだよ。自分を狙わせて、その射線上にお前たちを置いた。何故かって? その方があいつにとって面白いからさ。この先の脅威を取り除く、なんて殊勝なこと考えちゃいない。俺も含めて、奴にとっては脅威に映ってないからな。精々ロキくらいのもんだ。それも見えてない手札を確認する、程度か」

 シュウは平然と哀しい現実を語る。

 ただ、面白半分で彼女は殺されたのだというのだ。友人だと、少なくともシャーロットは彼女をそう思っていた。友人が、そんな辱めを受けて何もできない自分に腹が立つ。絶望して、立ち尽くすしかない弱さが、嫌になる。

「随分と饒舌だね、修造さんのお弟子さん」

「まあ、な。実は、俺たちも知ってたんだ。お前がその手の力を持っているんじゃないかってよ。あくまで推論、最悪のケースってやつだが」

 シュウの発言にシン・イヴリースは眉をひそめた。

 その挙動を、シュウは見逃さない。

「俺の発言、視ていなかったみたいだな。どれだけの効果か、どれほどの範囲か、発動条件やもろもろ、さっぱり見えないが、一つだけ今のでわかった。テメエのそれは常時発動型ってわけじゃない。なら、最悪じゃあねェなァ」

「……この局面、未来を見る必要があるとも思えないが?」

「だろうな。だから、視たのは六大魔王から逃げ延びるまで、と俺は考えた。もちろん、この状況はほぼ詰み、だ。でも、やはり最悪じゃない」

 ハッタリとしか思えないシュウの強気。

 だからこそ、魔王の欠片に選ばれた、否、それを掴んだ男はかすかな悪寒を感じた。若き日、自らを追う者すらいないと驕っていた頃、突如自分の前に現れた現役の刑事。武はあれど学はない。だが、誰よりも自分に近づいていた男。

 彼の影を、眼前の男に、見る。

「なあ、お前ら、ひでー状況になっちまったな。リーダーである俺の責任だ。初回は悠々魔界探検隊、くらいのつもりだったんだが、当てが大きく外れちまったよ。でも、悪いことばかりじゃない。お前らは今日、あいつを知った。敵の大きさと、自分の弱さを知った。それは学びだ。次は活かそうぜ、なっ!」

 一歩前に進み出る男の背は絶望を前にして揺らいでいなかった。

「明日は任せた。今日は、俺が引き受ける」

 静かに、一歩、さらに足を進める。

 絶望が手をかざす。無数の黒い球体、ルキフグスの偽造虚無であろう。

「魔を――」

「全員、動くな! 何があっても、だ。自分くらいはもちろん守っていいけどな。だが、手出し無用。あいつは俺がやる」

「ギャハハ、大馬鹿だな。どうやっても勝てねえだろうがよ」

「おいおい、自称魔王様ともあろうものが、情けないこと言ってくれるなよ。考えて考え抜けば、活路の一つくらいあるさ。いつだって、な」

 ピリ、大気が、僅かに震える。

 それを見て、ロキは大きく目を見開いた。

「これは交換条件だ。俺が、アストライアーがこの場を切り抜ける。だから、手を貸せ。俺たちの力、お前の知識で強く出来るはずだ。そして、いつか俺たちがあの男を降す。悪い条件じゃねえだろ? ロキ・インゴット」

「……テメエ、どこまで」

 シン・イヴリースは問答にも飽いたとばかりに黒い球体を、弾く。

 それは彼らに反応できぬ速度で、顔半分を削り通過する、はずだった。

「俺たちの力は魔力であり、魔術が源泉。学べよ、皆。いつかの時のために。後悔のない明日に至るために。正義を成すってのは大変さ」

 シン・イヴリースはそれが偶然でないことを確認するため、球体をいくつか打ち込む。そのどれもが彼らの性能で反応できるものでは、なかったはず。

 その全てをかわして、シュウは真っ直ぐと拳を構える。

「俺は後悔だらけだ。でも、今日は後悔する気がしねえ。わかるか?」

 ふっ、シュウの姿が、消える。

 少なくともゼンたちにはそう見えた。シン・イヴリースだけには見えていたが、それでも、想定を超えた動きに追いついたのは、首だけ。

「万全の準備をしてきた。最悪を覆すために、だ!」

 拳が、頭蓋を砕く。鋭く、熱く――

「再生するから無駄!? 違う、だろ!」

 炎が、舞う。雷が咲き乱れる。

「ッ!?」

 首のない体で次元を砕くも、其処にシュウはいない。

「回数って言葉に騙されるとこだったぜ。王クラス同士の戦いはオドの削り合い。速く、強く、重く、削り切れば、再生は品切れになる!」

 ボクシングによるフットワークとコンビネーション。そこにキックボクシングで得た蹴り技を組み込み、破壊力を高める。さらにムエタイのエッセンスを取り入れ、肘と膝による破壊を敢行。みるみると破壊されていくシン・イヴリース。

 ゼンたちの反応は追いつかない。シン・イヴリースは追いつくも、その多彩さに行動を決めあぐねる。その惑いが、さらなる連撃への繋ぎと成る。

「バ、カな」

 先ほどまでが限界であったはず。

 事前の調査でも、アンサールが敗したあの戦いでの報告でも、第六位の能力は肉体活性、つまりオドを増幅するだけ、だったはずなのだ。

 それが今、炎と雷をまとい攻め立ててくる。

 速さも反応も、先ほどまでとは桁違い。一撃の重さも、叩き込まれるオドの強さも、鋭さ、全てが違う。違い過ぎた。

 それどころか、この瞬間にも高まり続ける。

「ど、どうなってる?」

 ゼンの問いに、ロキは苦々しげに言葉を絞り出す。

「炎と雷の複合魔術だ。俺たちの世界の技術、いや、俺の、術理をパクりやがった。全然別の魔術から、基幹の知識だけを抜き出して、今、必要な魔術に落とし込んでるってのか? ありえねえ。そんなこと、この俺様にも出来ねえぞ!」

 今この瞬間にも高まっているのは、おそらくシュウは今、戦いの中で術を微調整しているのだ。より効率的に、相手を削るために、より速く、より強く、より重く、刹那の間にも進化し続ける。こうやって強くなれ、と皆に示すように。

「天才だ。掛け値なしの、な」

 あのロキをして舌を巻くしかない天才。

 髪が紫電によって逆立つ、炎が肌を赤く染める。

 魔術師にも肉弾戦用の術が必要になる、との考えの基、かつてロキが開発した術理、イグニス・グランツ。ライブラにも搭載した術理であるが、人間が実戦の中で行使するのは難しいと蔵に放り込んでいた。戦いながら魔術を展開し続け、都度調整が必要になる。

 それは人間のスペックを超えている、そう、思っていた。

「サードア――」

「まあそう焦るなよ、加納!」

 その動きは、遅いのに、速い。円を描き、ゆるりと顎を落とす。

「コォ!」

 近代武術のみならず、この男は旧き術も使う。

 螺旋を描き、その拳はシン・イヴリースを捩じり飛ばす。足元に巨大なクレーターが刻まれた。力を征する、東方の武術。

「……不破 秀一郎ッ!」

 シン・イヴリース、否、加納 恭爾は初めて、眼前の男を本当の意味で、見た。

 天才では生温い、『超天才』不破 秀一郎を。


     〇


 状況を確認するために、バァルが展開した『眼』。其処に映る光景にこの場全員が絶句していた。誰が見ても、彼の方がずっと弱いのだ。自分たちどころか今のシン・イヴリースと比肩してなお、小さ過ぎる戦力。

 それが今、圧倒しているのだ。

『おいおい、なんだこりゃ』

 大ダメージを負ったベレトはすでに再生済み。やはり彼も六大魔王クラスの怪物である。その上で、そんな怪物が驚愕しているのだ。

「龍舞、いや、違う。もっと洗練されている。しかも、大気中のマナを操るわけではなく、オドだけ。それゆえに、なんと美しい流れか」

 ルシファーは感嘆の言葉を漏らす。普段ならそれを咎めるシャイターンも今は、何も語らず一人の男が孤軍奮闘する様を見つめていた。

『すげえぞスラッシュ! やっぱ人間ってすげえ!』

『あれがこうなって、これが、いや、わかんねえ。どうなってんだ!?』

 若き彼らには見えていない部分も、歴戦の王たちにとっては問題なく見える。問題は見えるのに分からないこと。動きの繋ぎが、テンポが、彼らの知る戦闘と違い過ぎた。彼らの知らない、人の編み出した武。

 彼らは肌で理解する。

 あれは強きを屠る弱きの術理であると。

 つまり、あれは自分たちを超えるための工夫であるのだと。

「素晴らしいッ!」

「何が素晴らしいのよ。過剰でしょ、人族如きにこんな力」

 バァルは嬉々と、ルキフグスは吐き捨てる。

「いや、ルキフグス、本当に彼らは、大したものだ」

「ルシファー様!?」

「見よ、あの男、戦いの中で世界に近づいている」

「……魔法使い、か」

 ベリアルは苦笑いを浮かべていた。これは、起きるに値する珍事であろう。神が去り、同時にこの世界から去った種族、世界を調律する存在、世界そのものである魔法使いと言う存在に、近づいているのだ。

 狭間の世界、かの衛星は蒼き星の近くにある。

 ならば、この雰囲気の頷ける。

『これが、人間』

 ようやく追いついたベルゼは呆けていた。

 その胸に渦巻く感情の名を、彼はまだ知らない。


     〇


「いやー、壮観だねえ。おいちゃん、サボってても大丈夫そうだ」

 首の傷跡を触り、煙草を吸いながら木の上で寝転がる男。よれよれの服装はまるでやる気を感じさせない。いや、表情からしてもやる気がない。

「じゃあ僕とやろうよ」

「嫌だよ。面倒くさいのはおいちゃんごめんなのよ」

 もう一人の魔人クラスも本隊から離れ、単独行動をとっていた。おそらくはそれが許される存在なのだろう、そもそも同期だった気がする、とやる気のない男は思案するも、面倒くさくなり考えるのをやめた。

 この間、一秒にも満たない。

「おっさんが魔人最強の男?」

「君には負けるねえ」

「ハハ、どうだろ? ちょっと分からないや。底が見えない」

「じゃあなんで喧嘩売ったの?」

「分からないからやるんじゃない? そういう意味ではこの前の刀使い、面白かったなあ。当たったら死、受けたら死、そらさなきゃ全部、死。あんなスリルなかなかなかったよ。おっさんはどう? そういうスリル、あった?」

「んー、たぶん、そうなるって人には会ったなあ。おいちゃんよりちょい若め、濃いめの顔だったかな。技はさすがに一芸特化のおいちゃんだったけど、あれだけ勝負を急がされたのは初めての経験だった。うん、たぶん、次は勝てない」

 男の眼を見て、若き剣士の魔人は驚いた眼を向けていた。

 何事においても熱を感じなかった男が、僅かに浮かべた熱情。技に対する、積み上げたものに対する揺らぎ、それに対して許せぬ、と感じる、矜持。

「僕と同じ天才だ」

「んあー、系統は違うと思うけどねえ。ただ、だからこそこの世界じゃたぶん、ヤバい。だって現実よりも明らかに手札は多いからねえ」

 男は拳を見つめる。

 点と点をぶつけ合う感触が甦る。それを剣でも再現した、多様性、応用力。

「そりゃあ英雄になるわなぁ」

 この世界との親和性を考えると、怖気が走る。

 次はない、男はそう思う。次は停滞した己よりもはるかに遠く。

 それが当然なのだ。彼は英雄で、自分はクズなのだから。

『あいつら、何でサボってるんだ? 壁に集合だろ』

『馬鹿か。奴らは良いんだよ。制御不可能なイレギュラー、『不殺』と『麒麟児』だ。最強の魔人クラス、下手な王クラスよりずっと強い』

『え、そんなことありえるんですか?』

『ありえないからイレギュラーなんだよ』

 のんびりと魔族が集結する場所をあくび交じりに見つめる男たち。

「壮観だねえ」

「でも、肌でわかるよ。このひりつき、楽じゃあないね」

「……そりゃあ相手は英雄様。クズが相手取ろうってんだ、楽じゃないよ」

 警戒しているのは、ごく一部だけ。

 彼らは勝ちに慣れ過ぎている。少数のアストライアー、分散していた彼らの手が回らなかったから勝っていた、そこに思い至らずに。


     〇


「良い服だな!」

「……次は、柔道、か」

 襟首を掴み、其処から力を上下左右に散らす。素人である加納は無意識に、反射的にその流れに反するように動こうとしてしまう。それが、崩しの手順なのだ。

 反した方向に、流れを傾けるだけで――

「オッラァ!」

 地面に叩き付けられ、またも巨大なクレーターが形成される。立ち上がろうとするも、そのままマウントポジションを取られ、凄まじい連撃が飛んでくるのだ。躊躇なく、全身全霊で破壊を敢行する不破 秀一郎。

 口調の軽快さとは裏腹に、男の顔には冷徹なほどの冷たさが宿っていた。それは自らに課した警察、正義を成すために戦う、不破 秀一郎の素顔であった。

 力ずくで吹き飛ばそうとすると、上手く距離を取られる。

 そして、一閃。

 足元を刈り取り、そこから組み技に持っていく不破。

 腕を極め、千切り、首を絞め、へし折り、やはり千切る。総合格闘技を躊躇いなく、ルールなしにやると、こうなってしまうのだ。

 相手を破壊するための最適解。

「その壊し方では、私はすぐに再生するよ」

「ああ、知ってる」

 必要なのは再生している間の、僅かな時間。

 覚えが良く、何でも出来る男にとってその時間、切る手札は無尽蔵であった。

 カポエイラでリズムを崩し、システマで制圧する。ありとあらゆる武を収集し、己がモノとしてきた経験。超天才の執念が、悪を憎む気持ちが、あんな絶望を二度と起こしてなるものか、固い決意が、此処に花開いていた。

 魔術と武術のミックス。

「その努力、砕くのは実に忍びない」

 それを破壊せんと加納 恭爾は本気で打ち込んだ。

「忍びないって貌じゃねえよ、変態殺人鬼が!」

 ジークンドー、それは相手の拳(攻撃)を截、道。蒼き眼が、完全なるカウンターを打ち込む。相手のオドが、それに巻き込まれ逆流するほどの『点』。

「な、に」

 加納 恭爾は全力で距離を取った。砕かれた部位が、再生しない。

「……警戒すべきは、この男も、だったか」

 その一撃の重さ、王をも凌駕する。

「手札の量はイコール強さじゃねえ。戦いの中で切れるカードなんてのは精々一枚か二枚だ。どんだけ大量の手札抱えていようと上手く切らなきゃ意味ねえのさ。むしろテメエがそれに迷ってるんじゃ世話ねえな、加納!」

 その言葉は加納に向けられているようで、ゼンたちに向けられているようにも感じられた。無敵と思っていた王の素顔、それが不破 秀一郎の手で剥がされていく。

「常に考えろ! 絶望の淵に立とうとも、希望に手を伸ばせ! 足掻くのは得意だろ、葛城 善! お前なら出来る。俺はお前から、それを学んだんだ!」

 戦いながら不破 秀一郎は語る。

 ゼンには何の思い当たる節もない。

「いい加減に、しろ!」

 とうとう、不破 秀一郎の才は加納 恭爾の逆鱗に触れた。

 魔獣化、それを展開しただけで、今まで破壊できていた一撃がオドに阻まれ、攻撃が通らなくなる。つまり、流れが止まった。

 そこを加納は力ずくで突く。ただ、腕を振り回すだけの一撃。先ほどまでと同様に捌こうとするも、そのまま片腕がもげて舞う。

「……ちっ」

 どれだけ効率化しようとも、桁が変わればどうしようもない。

 それもまた武の本質、サイズの差、ウェイトの差、この世界でも違いはない。

「マダ、最悪トハ、程遠イ、カ?」

「ああ、本領発揮のところ、悪いがね」

 それでも不破 秀一郎は微笑み、構える。

 すぐさま、笑みを消して、自らに課した正義の素顔を、被る。

「俺の最悪はとっくに過ぎ去っている!」

 理解不能、加納 恭爾の眼前には真っ直ぐな眼で絶望を見据える男がいた。絶対に勝てない、戦う前からわかっていたはず。この男ならば通常状態から魔獣化での戦力アップを弾き出すこととて不可能ではないだろう。

 それでも、彼は徹頭徹尾、絶望に屈していない。

(……視るべきか? いや、だが、その時間をこの男は与えてくれまい。力で蹂躙するしかないな。か弱い、素人の私ではそうするしか、ない)

 その眼は、今もなお絶望に屈することなく輝き続ける。

 片腕もがれても、なお強く。

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