第43話 ミステリと地方の文学賞に応募しなかった理由

2009年はミステリと地方の文学賞には応募しませんでした。


以前も書きましたが、ミステリは大変そうに見えたんですね。


実際に書くとそうでもなかったんですけど。さらに言うと日本のミステリは古典ミステリからトリックを借りてきているのもあるのでトリックで頭を悩まさないでもいいという利点もあります。詳しくは『第11話 速筆の掟 核にオリジナルは必要ない 古典トリックを利用して受賞のケースもある』 https://kakuyomu.jp/works/1177354054888031782/episodes/1177354054888061778

今でも物理トリックや時刻表トリックみたいのはやりたくないですね。雑な人間なので。


地方の文学賞に応募しなかったのは出版に即結びつかないものがほとんどで、結びつくものもミステリだったためです。郷土愛の発露だったり、腕試しだったりするならいいんですけど、当時はそういう余裕なかったんで。


その後、ミステリにも手を出したので地方文学賞でありながら出版に即結びつく「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」に応募することになったわけです。

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