「人間は考える葦である」という言葉がある。ひ弱な葦にすぎない人間は、大きな災いには一致団結し、知恵と工夫で乗り越えてきた。しかし、もし、団結出来ず、知恵も工夫も及ばなかったら?弱っちょろい葦など、なぎ倒されるだけである。これは、怪獣に敗北した人類の、葦たちの物語。
この世の終わり。デボラを形容するにあたっては、この一言に尽きる。デボラを終末の体言者たらしめているのは、そのスケール違いなスペックと、それを裏付ける科学的考証の賜物であろう。しかしそれ以上に、…続きを読む
自然を保護すると人は言う。厳密にいえばそれはしかし、人類と現在の生物に適した環境に保つ、という意味だ。自然とは、地球とは、もっと、お大いなる怖ろしきものだ。それが動けば、生物の大半は絶滅する。そ…続きを読む
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