凄く感動しました。
過去の呪縛に縛られながらも又自分自身の性癖にもがきながら、時が隔て再会した時の同級生の苦悩とも向き合い、そんな色々な重たいテーマの中で最後は熱いものが込み上げてきました。爽やかな感動がありました。
ラストの清水さんのサプライズには涙が零れました。
凄く良かったです。
久しぶりに素敵な作品に巡り合いました。
橙 suzukake様、ありがとうございます✨✨
作者からの返信
この美のこさん、最後まで読んでいただき、そして、作者としてこの上ない感想を持っていただいてとても嬉しいです。どうもありがとうございます。
出演者皆がハッピーエンドなんて、出来すぎている感もあるのですが、性癖やら障害やらというのは、ある種の闘い込みでこれからもずっとお付き合いしていくものとして、此処が再スタート地点という終わりにしたつもりです。
私には、此処に出てくるような性癖や障害は、今のところ持ち合わせていませんが、私の生活の身近にはこのような方々が居て、日々、闘いながら生きておられます。それは、一般的に見れば、ハンデであり、ハンデがなけりゃ普通の生活送れるのに、という見方もできますが、最早、ハンデ込みがその方々の普通の生活なのだなあ、と思っています。
この美のこさん、改めまして、読んでいただきありがとうございました。
うおっ、やっぱり相談者だって知られていた。
でも、自分から話にいったのだからよかったのですよね。
みんなが前に進みはじめて終われてよかった。
性癖の方も重大な局面に突き進まず、誰も傷つけなかったことですし
めでたしめでたしですな。
内容豊富な人間ドラマでした。
作者からの返信
タカマリも言っている通り、いくらラジオネームでメッセージを送ってもアドレスは表示されます。
しかも、isizumishokunin@という特異なアドレス。
さらに、それ以前に、タカマリとは個人的にメールアドレスの交換をしているわけですから、なおのこと、タカマリに特定された、という設定です。
九乃さん、改めまして、お読みいただいてありがとうございました。
また、丁寧なレビューもいただき、嬉しいです。
マイノリティに対する大多数の人の反応や態度。
マイノリティの人の面持ちや日常生活の中での解消。
幼少の頃の傷や、大人になっての変化、もしくは、変わらぬ傷。
人に対する印象や事実との差。
加害者の心情や大人になっての変化。
なんかを書きたかった次第です。
足りないところがたくさんある自覚を持ちながらも、こうやって読んでくださる人が居て、感想を寄せていただくことを大変うれしく思っています。
どうもありがとうございました。
橙様
完読しましたああ!
重いテーマでどきどきさせられたのですが、最後とても良かったです
真っ暗闇から明るい場所にでれたような、そんな風に感じました
主人公の成長を感じて、大人でも成長できるんだな、って思えましたw
タカマリがコンマリに戻ること、個人的に祈ってます
ぴゅう
作者からの返信
ぴゅうさん、最後まで読んでいただいてありがとうございましたm(__)m
明夫は、過去に自分がいじめられたり、虐げられたりした相手から助けてもらい、そして、自分も助ける、そんなストーリーにしたかったのが、まず第一でした。
若い人でも、それに、私のような壮年でも(同級会なんてやっているとわかるのですが)、過去の呪縛から逃れられずに、こもってしまっている人がいます。
そんな人たちに送りたいなあ、ってのが前提にありました。
明夫が抱えている性癖(病気と言ってもいいと思うけど)は、ここがゴールではなく、スタートであって、小説では割愛していますが、相当、苦しい道のりだろうと想像しています。
タカマリ=コンマリ、って、結構、早くにバレバレでしたでしょうか?(笑)
編集済
連載お疲れ様でした。
とても難しいテーマだったと思うけれど、とても丁寧に繊細な心の動きが描かれていて、読みながら色々なことを考えさせられた作品でした。
血の通った人間の葛藤を感じました。
そして、それを乗り越えようとする思いも。
ありがとうございました。
作者からの返信
つきのさん、あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
橙目線だとなかなか迫り切れなかった感が満載なのですが、目標としていた完筆ができたことを喜んでいます。
もう、しばらくの間、長編は書かないと思います(笑)
肩の荷が下りました。
編集済
最終回とのタイトル、終わってしまったんですね。
橙さん、執筆お疲れ様でした。
主人公の人に言えない苦悩は解決する事なのだろうか?
どう考えてコメントしたら良いか分からない難しい問題でした。
そんな苦しみを抱えながらも、人にどこまでも優しい主人公が痛々しくさえありました。
橙さんの連載が楽しみでした。
最後はタカマリさん家族の関係修復を後押ししようとする姿に感動しました。
作者からの返信
みいかさん、今まで読んでくださってありがとうございました。
清水君の性的倒錯が今後どうなるかは未知数です。
ただ、「治療を受ける」という前向きな気持ちになれたことや、幼男児への性的な偏愛とは、また別な愛情もあるわけで、私自身は期待して終えたところです。
これは、変な言い方だけど、書く前から揺るがない自信の無さは、今も変わりません。それは、本当のところの性的倒錯、性的な偏愛しか持てない方の本当の気持ちや、今後の人生をどうやって生きていかれるのか、というところは、私にはわからない、ということです。
これをわかるためには、実際にそういう方にお会いして取材しなきゃだと思っています。
とまあ、難しい主題を扱いながらも、迫り切れていないのですが、頓挫した7年前から前進して完結まで至ったことを素直に喜んでいます。
ほんと、読んでくれてどうもありがとうね。
タカマリさん、全部分かっていたんですね。その上で、盲目の息子を預けた。清水さんのこと、信じてあったんですね……。
小さな背中への欲望、ものすごい葛藤だっただろうと感じました。あのまま「棒」を握らせれば、最初のハードルを越えてしまって、チャンスを作って二人になって、会う毎に行為がエスカレートしていっただろうなと思います。
礼くんの気持ちを大事にして、家族を繋いでくれた清水さんに、ただ感謝です。
治療に踏み出すのも、すごく勇気がいることだっただろうと思います。治療自体も、人に言えずにきた自身のことを語り、見つめ直すというのは苦しく、逃げ出したくなるような作業かもしれません。それでも、清水さんなら黙々とその道を歩んでいかれそうな気がします。一つずつ、石を積み上げるように。
しあわせ観音の描写がとても印象的でした。包み込むでもなく、許すでもなく。けれど優しく静かに見守っている。私達みんなに、そのような眼差しが感じられたら……と願います。
素晴らしい作品でした。どうもありがとうございました。
作者からの返信
プラナリアさん、最後まで読んでいただきありがとうございました。
明夫が踏み外さなくて済んだのは、明夫の自制というよりは、昔は敵だったタカマリやヨシヒトとの関係性からの偶然の救いでありました。救いを受けたのはちょっとした偶然であったにせよ、それなりの素地が二人との間にあったからであります。
此の作の紹介文のところにも書いていますが、人と人の間で起こったことは、基本的に、人と人との間で解決されるものだと思っています。
しあわせ観音… 観音さまって、ほんと、不思議な佇まいをしていらっしゃいます。おそらく、皆さんの心の中に、そういう佇まいをお持ちなんじゃないかと、思っています。