タカマリさんとの思いがけない出会いで普通の会話が出来たのは清水さんにとっては小さい頃のわだかまりが多少薄らいだのではないでしょうか?
タカマリさん、自分の事も加害者だと認めているし、大人になっていましたね。
「頼んでもいないのに、アブラゼミの大合唱が俺を迎えてくれた」
最後の一行に思わず笑ってしまいました。
作者からの返信
この美のこさん、長編を続けて読んでいただき嬉しいです。どうもありがとうございます。
今から10何年も前に書き始めた作だったのですが、途中で頓挫してしまい、此の作を完結させるためにエイヤっとカクヨムに登録した次第であります。
小学生の頃からの明夫を描いていますが、大人になってからが此の作の本番になります。
明夫たちの今後を見守っていただけるとありがたいです。
いい大人、なんですけど、中には「いい大人」のフリをしている人もいるような。
もう大人なんだけど、こどもの頃に巻き戻ってしまうこともあるような。
私自身も同窓会って一回しか出たことないし、出た時も緊張しました。いくつになっても、学校って特別な時期ですよね。だから、きちんと謝罪されたタカマリさんは立派だと思いました。
作者からの返信
あゝプラナリアさん、引き続き「夜想曲」を読んでいただきありがとうございます。
此処までくると、明夫を巡るお話は大人ゾーンとなります。
「生きていたの?」と皆から言われた42歳、本厄の同窓会、同級会への参加から、15年が経ちます。
私の生存確認から間もなくして、私自身が幹事となり、皆を呼んだり集めたりする係になりました。
皆は、私を小学・中学生の頃に映し変えて最初は接しますが、あのころとは別人、という認識を持っていただくと、また、付き合いも楽しくなるものなんだなあ、と思い直します。
「いい大人になる」のは、実は、ハードルがあることだったんだ、と、後付けで分かるわけですが、自分の生きてきた歴史がある意味、証明されることで、また、昔とは違う人間関係を結ぶことができて、面白いものです。
タカマリ、そりゃあ、謝罪ありあり、も、やむを得ないことでありますな。
この先の、展開も、どうぞお楽しみに。