第1260話天雲の そきへの極み 我が思へる
阿倍朝臣老人の唐国に遣わされし時に母に奉りし悲別の歌一首
※阿倍朝臣老人:伝未詳。遣唐使としては、天平五年(733)と推定されている。
天雲の そきへの極み 我が思へる 君に別れなむ 日近くなりぬ
(巻19-4247)
※天雲の そきへの極み:大空にたなびく雲のように。
※君に:この歌では、母の意味。
大空にたなびく雲のように、いつまでも限りなく一緒にいたいと思っている我が母と、お別れするだろうと言う日が、近づいてまいりました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます