第1259話天平五年に、入唐使に贈りし歌一首(2)
反歌一首
沖つ波 辺波な立ちそ 君が船 漕ぎ帰り来て 津に泊つるまで
(巻19-4246)
沖の波も、岸辺の波も、(船の進行を妨げるほどに)立たないで欲しいのです。
我が君の乗った船が(、唐の国から)漕ぎ帰って来て、御津に船を泊めるまでは。
藤原仲麻呂という当時の最高権力者の前で詠んだ歌ではあるが、作者未詳のままで、万葉集に採られている理由は不明。
遣唐使に関する歌なので、それをめぐっての政治的(派閥的)問題があり、隠されている理由も否定できない。
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