第1200話ひぐらしの 鳴きぬる時は をみなへし
ひぐらしの 鳴きぬる時は をみなへし 咲きたる野辺を 行きつつ見べし
(巻17-3951)
右の一首は、大目秦忌寸八十島
ひぐらしが鳴くこんな時間は、女郎花が咲き乱れる野辺を、ゆっくりと散歩したいものです。
この「女郎花」は、故郷平城京の女性ではなく、現地越中国の女性の意味。
単身赴任で、若い男性が赴任なので、特に「現地妻」を求めたくなるのかもしれない。
国守大伴家持と池主は、しきりに故郷平城京の妻を思い、紐解け(禁欲の解け)を気にしている歌の応答をしてたけれど、大目秦忌寸八十島は、「現地」との交流を詠む。
※古代のことであり、男女間の婚姻倫理も異なるため、浮気の有無などは、論外とした。
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