第1199話今朝の朝明 秋風寒し 遠つ人
今朝の朝明 秋風寒し 遠つ人 雁が来鳴かむ 時近みかも
(巻17ー3947)
※遠つ人:雁にかかる枕詞。
天離る 鄙に月経ぬ 然れども 結ひてし紐を 解き開けなくに
(巻17-3948)
右の二首は、守大伴宿祢家持の作。
今朝の明け方は、秋風がことさらに寒く感じました。雁が飛んで来て鳴く時期が近いからでしょうか。
都から、遥かに遠いこの地に来て、既に月も変わりました。ただ、都で愛しい妻が結んでくれた衣の紐は解き開けることは出来ないのです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます