第1127話由縁ある雑歌(16)長忌寸意古麻呂の歌8首⑥
白鷺の木を啄ひて飛ぶを詠みし歌
池神の 力士舞かも 白鷺の 桙啄ひ持ちて 飛び渡るらむ
(巻16-3831)
※池神:地名説あり。池をおおい舞う鷺を、池を支配する神の化身とする説もある。
※力士舞:伎楽。力士は、仏法を守護する金剛力士。金剛力士の面を付け、矛を振るい、怪物を退治する舞。
池の神が、力士舞を踊っているようだ、白鷺が長い木の枝を咥えて、池の上を飛び回る姿は。
白鷺は木の枝を集めて、巣を作る。
その巣作りの作業中、池の上を飛び回った。
意古麻呂は、その様子を力士舞に例えたのである。
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