第876話夕月夜 暁闇の 朝影に
夕月夜 暁闇の 朝影に 我が身はなりぬ 汝を思ひかねて
(巻11-2664)
※夕月夜:日暮れ前に出る月。暁方には西に沈み、暁闇になる。
夕方に出ていた月が西に沈み、暁の闇が明けた朝。
私は、朝日に映る影のように弱っています。
あなたへの思いに堪えきれなくて。
夕月夜から待ち続けたけれど、結局、男は来なかった。
男の心変わりへの不安と寂しさで、一睡もできず、心も身体も疲れ切ってしまった。
朝日を浴びても、足取りもヨロヨロとおぼつかなく、力のない影のようになったようだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます