第542話右大臣橘家の宴歌七首(2)
この岡に 雄鹿踏みお越し うかねらひ かもかもすらく 君ゆゑに
(巻8-1576)
右の一首は長門守巨曾朝臣対馬
※長門守巨曾朝臣対馬:天平四年(732)八月従五位下。歌はこの宴に関する短歌二首のみ。
この岡で、鹿を追い立てて狙うようにと、心を尽くすのも、全てあなた様を思うがためなのです。
長門守巨曾朝臣対馬は、大帳使(地方が調、庸、賦課のために作成した計帳を太政官に届ける使者)として都に来ていて、右大臣橘諸兄と何らかの関係があって、宴会に招かれた。
右大臣橘諸兄としても、遠来の客であったので、身分が低いにも関わらず、宴会の最初のほうで、歌を詠ませている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます