第58話 太宰師大伴卿の、酒を誉めし歌(2)
酒の名を 聖と負せし 古の 大き聖の 言の宜しき
(巻3-339)
酒を聖人と名付けた、古の大聖人の言葉は、誠に素晴らしいものがある。
禁酒令がだされていた古代中国魏の時代に、酒好きな人は濁り酒を賢人、清酒を聖人と呼んだという説話がある。
こうなると酒は、酒ではない。
聖人となれば、お付き合いをするべき、尊敬するべき存在に昇華する。
こういう面白い名付けは、大好きであるし、確かに尊敬に値する。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます