第4話だれ・・・ですか?+メイド視点

 気がついたらベットで寝ていた。


「・・・ん?えーっと確か俺は・・・」

 思い出せない

 目の前にガラスがあるそしてガラス越しに美少女と目が合う。とりあえず頭でも下げとくか。俺が頭を下げると相手も頭を下げる。頭を上げると相手も頭を上げる。


「ん!?」


 ・・・もしかして俺か?となると私ってことになるのか


 改めて顔を見てみる。眠たげな可愛らしい目、外に出たことがあるのか疑いたくなるほど白磁のような白い肌、金属を連想させるくすんだ銀色のゆるふわな髪が腰まである。よく見ると前髪の一部が青緑色になっている。全体的にみると小学生っぽい。服装は白の簡素なワンピース、おそらく寝間着だろう。


 視界に黒っぽい塊があるのに気が付き、見てみるとメイドのような人が鼻から血を垂れ流しあおむけで倒れていた。



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                 メイド視点


 私はアルトリーゼ公爵家のメイドで長女のアイナ・リオハート・フォン・アルトリーゼ様の専属メイドをしています。


 お嬢様はと言われているのだ。性格はいつもご機嫌ナナメみたいな感じで、その姿はまさに悪役令嬢のようなのだ。原因は旦那様たちが甘やかしているせいです。おっと、思いっ切り口を滑らいてしまいました。


 先ほどお嬢様学校から逃げ出し運悪く馬車にひかれたらしいのです。旦那様に報告したときのあの顔はまさに傑作でした。おっと、失言でしたね。


 お嬢様が目を覚ましたらお医者様をおよびしろ。と言われていますのでお嬢様の監視(という名の目の保養)をしているのです。


 そんなことを考えているとお嬢様の青緑の髪が段々と灰色になっていくではないですか。


 お嬢様が目を覚ますとなんと姿見に頭を下げているではないですか!可愛すぎる!あぁ、鼻血が・・・


 そして私は鼻血の出しすぎによる貧血を起こし。そのまま倒れてしまった。



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テンプレ道理にはおそらく行かない。~タイトル詐欺にご注意を~ 睡魔王 @suimaou

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